2010年02月06日

なんか知らん間に「ちょっといい話」みたいになってますが、

朝青龍の件です。

・・・なんか知らん間に「ちょっといい話」みたいになってますが、「プロの格闘競技者」が、「素人」を、「(一部報道に拠ると)鼻の骨が折れるほどにブン殴り」、しかも「この手のトラブルが初めてじゃない」どころか「一度や二度じゃない」、ってんだから、そりゃ「引退」でしょうよ。もっと早い段階で「解雇」になってても不思議じゃありません。被害者の素性について色々あるみたいですが、それ以前の話として。
ついでながら、今回これだけやって逮捕されないってのも妙な話だなぁ、とオレ的には思います。これがボクサーだったらイチもニも無く逮捕拘留でしょうよ。なんか、悲劇の主人公みたいな扱いになってるのは、どうも、なんちゅうか、萎えるというか、ね。

さらに、「引退」が決まってから各メディアの論調が手のひらをかえすようにこの元横綱に対して同情的になってきてるのも不思議です。無節操だな、と。
で、当該メディアの担当者諸氏は、こういうことで無節操の謗りがこないとでも思ってるんでしょうか。このマインドもまた不思議、です。

大相撲というのは、そもそもの成り立ちにおけるアイデンティティは「神事」ですからね。
そういう部分を継承していくのであれば、外国人が参入することに無理が出てきて当然です。
排除するか、若しくは、例えば柔道のようなノウハウでもって「純粋スポーツ」としてリスタートするか・・・選択肢はそう多くない気がします。なんの選択肢かは省略。

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2009年12月19日

25年に及ぶボクシング観戦歴。

長谷川が10度目防衛=4回TKO-WBCバンタム級
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2009121800913

というわけで、チャンピオンの長谷川穂積(真正)の実に10度目となる防衛戦は、挑戦者で同級9位のアルバロ・ペレス(ニカラグア)に4回2分38秒TKO勝ち、見事10度目の防衛に成功、という結果になりました。

・サウスポーの利点を十二分に理解し且つ生かした、伸びの良い左ストレートと右フックがあり、
・接近戦では肩の回転を利かした連打があり、
・正確且つ冷徹な防御感があると同時に、
・「攻撃」→「防御」若しくは「防御」→「攻撃」にブランクがない=完成度の高い「攻防の一致」があり、
・なによりも左右のどのパンチにも一発で倒せる破壊力がある。
・・・これで勝てないはずがありません。
表題の通り長い事この競技を観ていますが、特にここ数戦の長谷川ほど「完璧」なボクサーは記憶にありません。

唯一の欠点が(私見ですが)、やや、ホントに微妙にスロースターターな傾向がある、という部分で、実際この試合も立ち上がりはエンジン全開でやや変則にパンチを振ってくる挑戦者のリズムを読みきれずに硬くなってた節がありましたが、4Rにいくらか見切ってきたかな、と思った途端に「失神KO」で勝利。
少なくとも現在のバンタム級においては、長谷川の王座は磐石も磐石、この階級に留まるのであれば、しばらくは今日のような試合が続くことになるでしょう。
(初回KO勝ちを続けていた長谷川をスロースターターとすることに異論もあるでしょうが、だいたいいつも長谷川の1R、2Rあたりはやや硬いです。ワンパンチで勝っちゃってるので目立たない&無意味になってますが)

この試合、記事では
> 強烈な左のダブルで沈めた
とありますが、正確に言うとあれはワン、ツー、スリーのスリーですね。ツーが非常に軽く浅い形で出されていますので事実上左ダブルになってますが、まぁ厳密にいえば3連打の最終打。
このことが正に現在の長谷川のスゴいところです。
この試合、KOシーンまでの長谷川の攻撃は、左を打ったら返しの右が続いて、その上でまた左、というパターンでした。
ですので、4RのKOシーンにおいても、当然ながら長谷川の左がまず飛んで来た際、ペレスの意識は(ある意味習性的に)その返しの右パンチへの防御という部分に向かっていたわけです。
しかし、実はこのとき、長谷川の放った2発目の右は、ホンの軽いフェイント・捨てパンチでしかなかった。
その結果、2発目の右に(結果としては必要以上に)留意していたペレスに、その意識が行き届いていない左パンチが決まってしまった、と。
・・・ある意味、1~3Rの戦い方が、結果として全てKOシーンへの複線になってしまってる、という次第です。
それも、ああ、長谷川、ようやくペレスのリズム掴んできたかな、というくらいの段階でこれが出てくる。
こんなことやられたら誰も勝てません。

ペレス的には左右ボディストレートへの警戒もあったろうし、肩越しに飛んでくる左ロングフックへの意識もあったろうと思います。
ついでに言うと、長谷川も前述の左ロングがもう少し(カウンターで)決まるかな、と思ってた節もみえたし、スピード豊かで、死角から飛んでくる左右フックにややとまどいの色も見えました。
そういう中で、当たり前ですがペレスにはペレスの、長谷川には長谷川の「組み立て」があったと思うのですが・・・長谷川の試合後コメントにもありましたが、「KOできるチャンスがあればいつでも行く」という姿勢、これが他全てのアルゴリズムに優先された、という次第です。

しかしまぁ、このバンタムという階級で、ワンパンチ失神KO、なんてのは、そうそう観られるものではありません。
オリバレスやカオサイも確かにワンパンチの威力はありましたが、KO勝ちの多くはやはり詰めの連打に拠るものが多かったです。
しかしながら長谷川は、もう紛う方無きワンパンチKO。しかもそれがこの試合だけでなく、どころか計10回の防衛戦の殆どがそうである、という。
長谷川の「連打」、その鋭さやスピードには定評がありますが、彼の場合は全てその後の「ワンパンチKO」に持っていくための手管としての連打、だったりすることが多いです。
 
 
さて長谷川、場合によっては次戦以降は2階級ほど上げてフェザー級での試合になる公算が強いそうですが、この階級でも最初に記したような「長所」が生かせるかどうか。
ここに注目したいところです。
2階級上げたらパワーも雲泥の差、と思えるのですが、パッキャオなんかは9階級(!)上げてなおKOで世界王座に着いたりしてますからね。もはやこの競技には「絶対」は無くなってます。
長谷川には大いに期待します。

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2009年11月30日

おそらく猛烈に少数派でしょうが・・・。

内藤が負けてしまいました。スコアを見ると4~6ポイント差で、ほぼ亀田の完勝、という体裁になっています。

前に出てくる内藤に対し、サウスポーならではのいきなりの左ストレート等で応戦、という、いわばセオリー通りの戦法。
最後までこれを崩さず、亀田側としては理想的な試合展開ができた、ということでしょう。
亀田の勝因は、ほぼこれに尽きます。

逆に、内藤の敗因もこれ。
サウスポーらしいこの戦術を最後まで崩しきれなかった、というのが敗因でしょう。
総論としては、これで全てです。

総論は総論として、下記、亀田の勝因、及び内藤の敗因。

・・・まず、内藤に、やはり衰え?が見られました。
亀田次男戦などと比べても、やはりキレ、スピードがやや落ちていました。ステップイン・アウトも以前はもう少し早く、且つ大胆だったです。
また、ハンドスピードもやや落ちてるように思いました。ポンサクレック第3戦時などでは、もう少しパンチも早かったと思う。

あと、亀田の左ストレートに、あまりにも対応出来無さすぎた。
亀田があれを多用してたら倒されてたorストップされてたかもしれません。
この辺は亀田のキャリアの乏しさに救われた感があります。
また、あれほど終始無策だった、ってのも、やはり「衰え」なのかもしれません。

(関係ないですが、最近TBSの中継で頻繁に「ノーモーションの左(右)」などという語彙が多用されますが、世界戦を行うレベルの選手のパンチは基本的に全てノーモーションであって、逆にフェイント等の意味をもってあえてわざとモーション付きで放つ選手もいるくらいです。
大げさに言うと、この局(に限らないかもしれませんが)は、この競技の成熟具合を把握していない、ということになります。ノーモーションだってことは、この競技においてそれほど大した技術ではない、と。
亀田の「ノーモーションの左(右)」というのは、要するに左(右)ショートの意味ですねあれは。)


亀田の勝因は、なにしろあの戦法を守りきった、これに尽きます。
あの内藤相手にかく乱されずに、終始冷静に戦いきることができました。
冷静と書きましたが、ホントはまるで冷静じゃなかったですけどね。
冷静に、というよりも、必死にこの戦術を完遂した、という方が適切に思えました。
このことは彼の今後のキャリアにおいて大きな財産になるでしょう。成り得る、というか。


あとですね、これが最も、表題通り少数派意見になっちゃう気がするんですが、内藤側の最大の誤算は、8ラウンド終了時の採点でしょう。

あそこまでで、ほぼ全てのジャッジが、2ポイント程度亀田優勢に付けていた。
内藤側セコンド陣としては、

「 は ぁ ! ? 」

だったでしょう。
あれで、いろんなことが狂った、と思われます。

正直内藤陣営にとって、この5~8ラウンドの戦い方、ほぼ理想的なものだったんじゃなかろうか。
私もこの5~8ラウンドが亀田に付いちゃうんじゃ、現状もう内藤の勝ち目は無いな、と思いました。
この計4ラウンドでだいたい2ポイント・・・10:10を付けず、必ずどちらかの優勢10:9とするこのポイントシステム上において、この5~8ラウンドでもって2ポイント以上亀田に付けられた・・・これでとりあえず内藤の判定勝利は消えた、と思いました。

後半になって亀田がスタイルを崩して不用意な打ち合いに応じて、その結果内藤の右フックetcを食って倒される、という、こんな図式しか内藤の勝ちが無くなった、と思いましたね。
 
 
さらにさらに・・・これは少数意見というかもはや暴論なのかもしれませんが、試合終了時の私の採点では、内藤の1ポイント勝ち、でした。
ドローか、内藤の僅差判定勝ちかな、と。
なので、4~6ポイント差でほぼ亀田の完勝、という結果、正直ちょっと意外でした。

こんなのはどうやら私だけっぽいですが、そう思っちゃったものはしょうがない。


ただ、亀田はとにかくよく戦いました。
フィジカル面でも磐石で、なにしろ内藤にかく乱・・・心乱されることもなく最後まで戦った、このことによってまず賞賛されるべきでしょう。
そして、あの百戦錬磨の内藤を完封した。見事な戦いっぷりでした。
これでもっとキャリアが有ったら、内藤は12ラウンド終了のゴングを聞けなかったかもしれません。

次戦は、現状ではポンサクレック戦になりますが、おそらく実現はしないでしょうが、実現したら、これは強敵です。

内藤はこれで引退でしょうか。
なんとまぁドラマチックなボクサー人生でしたが、お疲れさまでした、と言いたいです。

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2009年11月28日

「なんだかよくわからない」

「ボクシング:右の王者・内藤vs左の亀田興 29日ゴング」
http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20091128k0000m050080000c.html
だそうです。
まぁとりあえず一読頂きたい。

そうか、毎日の予想は「亀田有利」なのか。
そうか、そうなのか。
・・・私が間違ってるんだろうか。毎日に限らず、亀田有利としている人が非常に多い気がします。それも、いわゆる「専門家」「事情通」的な人に。

私はもう30年くらいこの競技を観てきていますが、正直、亀田の勝つ展開が全く想像できません。
どうやれば内藤に勝てると思ってるのか不明です。
それくらい両者には本質的な実力差がある、と思っています。

なので、

> 亀田興が勝るのはフットワークとカウンターセンス。鋭く出入りしながら右ジャブや
> 左ストレートを当てれば、内藤は追いきれない。ガードを固めてプレッシャーを掛け、
> 相手の出はなに左カウンターを突き刺す戦法もある。

> 勝敗の行方は12歳若い挑戦者の戦い方次第。亀田興がヒットアンドアウエーに徹し、
> 判定勝ちする可能性が高い。

こういう記述を見ると、いやホントにビックリ仰天です。
決して皮肉ではなく、来住記者は亀田のどの試合を観てそう感じ、またこう判断するに至ったのか、もうちょっと詳しくお話を賜りたいところです。

私は決して、殊更なアンチ亀田ではありません。
亀田選手そのものは、確かに素質もあり、その体つきから察するにストイックなトレーニングを真面目にこなしている様子です。
彼が考えなければならないのは、与えられた対戦相手に「勝つ」、そのことのみであるべきで、実際彼はそういうオノレに課せられたボクサーとしての使命に忠実に従って今日まできています。

とにかく彼はボクサーとしての義務である「勝つための努力」を十二分にし、どんな対戦相手であろうとも、唯一無二の目的である「勝利」を得ている。
だから、彼、亀田興毅は、少なくともその部分において充分素晴らしいボクサーです。それは、ちゃんと、わかる人がみればわかる事です。
誰に恥じる事はない。恥じなきゃいけないのは、その周りのろくでもないオトナたちなのであって、彼は決して必要以上の責を負うべきではないと思っています。

・・・ただそういうこととは別に、今回の試合について、私はどうしても亀田有利とは思えません。
だから「なんだかよくわからない」となる次第です。
 
 
もうひとつ表題のように感じられるのは、TBS。
http://npn.co.jp/article/detail/14405765/

> 同局の片山譲治プロデューサーは「変に脚色しないように生の情報を伝えていけたら。
> 真実をみてほしい」と力説する。

で、

> TBS関係者は声を潜めて言う。「実は『さんまのスーパーからくりTV』とのコラボレーション
> を予定しています。番組内の企画で、平岡アンディ君というボクシング少年が
> いるんですが、彼が内藤選手の大ファンなんですよ。当日は、アンディ君が来場して
> ほぼリアルタイムで現場の映像と番組をつなぐんです」

って、・・・これがホントだとしたら・・・このオッサンはアホか。

平岡アンディ君だとか「さんまのスーパーからくりTV」だとか・・・こういうのが正に「変な脚色」なんだ、ってことくらい、地上波キー局のPまでやってるような人がわかってない、なんてことが有り得るんだろうか。

いわゆる「不祥事」の目立つこの局だが、それくらいの見識さえ無いなんてこと、これはさすがに無いと思うんですが・・・。


事程左様に、実にいろんなことが「なんだかよくわからない」な一戦、いよいよ29日にゴングです。

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2009年11月25日

内藤vs亀田長男の一戦を予想する。

29日です。2009年11月29日(日)。さいたまスーパーアリーナです。
ここで内藤亀田長男との一戦が行われます。

いきなりですが、常識的に亀田の勝利は考えられません。
ポンサクレック始め、紛う方なき「歴戦のつわもの」である内藤と、ハッキリ言ってマトモな相手との対戦が未だかつて一度も無い亀田。
本来なら比べるのも内藤に失礼です。同じ土俵に立たせるってだけで、オレ的にはボクシング競技への冒涜とさえ思えます。
マトモなフライ級ボクサーとただの一度も対戦してない亀田が、そもそもなんでフライ級の世界ランクにいるのか、そこからしてホントは不可思議です。
 
 
しかしながら、この一戦、あまりにも不確定要素が多い、多すぎる、ってのも事実です。

内藤の前戦の相手はは中国の熊でしたが、この一戦での内藤はあまりにも出来が悪かった。
判定では完勝でしたが、ほぼグリーンボーイの熊の攻撃をあまりにも無策に被弾し、あろうことかダウンまで取られる始末。
その前は清水に8Rまでリードされてた上での逆転KO勝ちでした。
これらにより、内藤の衰えを指摘する声も少なくありません。

亀田は亀田で、なにしろクドいようですが今までマトモな相手との対戦が無い。ゼロ。ホントにゼロ。真の実力が試されてない
真の実力が試されてないってことは、もしかしたらホントに強い、って可能性も無くは無い、というわけです。

要するに、現段階における、両者の力量が、なんかイマイチ見えてこない。
・・・しかしまぁ、ホントにヘンなカードですよ。

本来なら予想もハチのアタマも無く、内藤が当たり前に勝つ試合です。
それが、なんだかオカシな感じになってる。なんなんだこれは?という感じです。へんなの!と。、
 
 
まぁそういうわけでオレの予想ですが・・・いや、やっぱしどう考えても亀田の勝ち、というか、内藤の負けは無いんじゃないか、と思う次第です。

内藤不利の予想の根拠はただひとつ、内藤の衰え、ほぼこれだけです。
ただあの例の熊との試合、内藤は試合前に左足の靭帯を痛めたりしてたはず。
その他試合会場が(中国側プロモーターの「不手際」で)急遽変更になったりなど、内藤にとって不運極まりない出来事のオンパレードでした。

また、昔からどっちかっていうと内藤は相手に合わせるタイプなので、ああいう怖いもの知らずのタフなファイターには得てして苦戦しちゃうんですよ。
また、これは亀田次男との一戦でもそうでしたが、いかにも老獪でイヤらしいフェイントなどをコマゴマと繰り出しても、相手がそれに気付いてくれないんじゃ効果はゼロなんでね。
キャリアが浅くて打たれ強さがあって、さらに愚直にガンガン前進してくるようなヤツはもともと苦手なはず。
こと熊戦での苦戦に関しては、怪我による調整不足と、このメッタに無いレベルの相性の悪さとが相まっての結果だと思います。

清水戦での「苦戦」は・・・これはですね、清水が普通に強いんです。オレはまだまだ清水は過小評価されてると思ってます。
こないだのデンカオセーン相手だったら楽勝だったでしょうね。もう一度内藤とやったら、これは結果はわかりません。同じになるとは限りません。

対する亀田ですが、この長男は次男よりテクニカルというかきれいなボクシングをする選手です。
そのことが、内藤にとって「思うツボ」なんじゃなかろうか。
内藤の、あのワケのワカラン角度から飛んでくるハードパンチは、オーソドックスなスタイルの選手にとったらかなり脅威なはずです。

でもって、さらにこの長男には、致命的な打たれ弱さがあります。
次男はなんだかやたらと頑丈でしたが、長男はランダエタのかるーい左でアッサリとダウン取られたりしてます。
内藤は、なぜか最近あまり言われてない感じですが、フライ級では破格のハードパンチャーです。
あのパンチに亀田が耐えられるとはちょっと思えません。大げさでなく、一発でもまともにもらったらそのまま即試合終了、となっちゃうんじゃないか、と思います。

さらにさらに、あのダウン以降、はっきり言って亀田のボクシングは変わりました。
明らかに以前のようなキレ、また積極性も失われてます。
あまりにも相手が弱いので目立ちませんが、亀田は今、実はスランプの只中にいるんじゃないか、と思っています。
言い方を変えると、あのダウンで、いわゆるイップス状態にあるような気がします。

そんなわけで、オレとしては、内藤のKO勝ち、と予想します。
面白くもなんともない予想ですが、やっぱしそれが本命線だよなぁ、と。

むしろオレとしては、亀田のお父さん、よくまぁ内藤戦にOK出したなぁ、と思ってたりします。
内藤の衰えに賭けた、という感じでしょうか。
若しくは、脱税の件もあって、まとまったカネが欲しい、とかそういうことだったりするのかな。
さらに某TV局との関係において、そろそろ勝負に出ざるを得ない、とか、ね。

投稿者 kome3 : 22:08 | コメント (0) | トラックバック

2009年11月01日

ダルビッシュをみるたびに思い出す。

本日、2009年NPB日本シリーズ第二戦、巨人VS日本ハムが行われておりました。

我が中日ドラゴンズはCSで敗退。この日本シリーズへの進出は適いませんでした。
なのでオレもこの日本シリーズ、シーズン中のような楽しいストレスを感じることもなく、ひたすら淡々と眺めております。
っていうか、正確には眺めてさえもおりませんで、殆どNPBへの義理立てのような気分で、その結果だけ気にしてるといった按配です。

ただ、今日は観たかった。観戦したかった。
今日中に上げなきゃならない編集案件があったので結局観られなかったのですが、なぜどうしても観なきゃならないと考えたかというと、これはひとえに「ダルビッシュが出るかも」だったからです。
野球ファン、とりわけNPBファンは、彼が引退若しくは一線を退くその前に、一戦でも、また一級でも多く彼の姿を己がマナコに焼き付けておかなければいけません。
オレ的にはこれはもはや義務ではなかろうか、と思います。っていうかそーだろ?え?という感じ。

ところで、ダルビッシュを観る度に思い出す選手がいます。
中日ドラゴンズの今中投手と、元ヤクルトスワローズの伊東智仁投手です。

今中は、左腕から繰り出すシャレにならないキレキレのストレートと、トンでもなく落差及び速度差の激しいカーブとを武器に、一時期のドラゴンズを背負った、紛う方無きエースでした。

伊東は、物理学上有り得ないかと思えるレベルの高速スライダーで、もはや伝説になっている投手です。

いずれも、やや線の細さ・・・というか、体の細さがあり、その酷使のされ方から当初より故障が心配されていました。
で、その通り両者とも、肩若しくは肘の故障で短い全盛期を終えたのでした。

今のダルビッシュの活躍ぶりは、この2投手に勝るとも劣らないものです。
で、体の細さもなんとなく似通ってる気がします。してなりません。

今シーズンも、ダルビッシュは結構な数の登板回数だったはず。
どうか故障などせぬよう願うばかりです。
正に今この時期、彼は臀部痛などで戦線離脱していた由。
しかしこのシリーズ第二戦、故障を押して「気迫の投球」を見せ、シリーズ1勝1敗のタイに持っていったとのこと。
肩や肘ではなかったということでちょっと安心かもしれませんが、患部を気にして投球するあまり、余分な負担が肩肘にかかり、最終的に致命的故障、なんてこともよくある話です。


どうか、どうか故障などせぬよう、切に願います。

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2009年10月19日

マニー“パックマン”パッキャオについて改めて考えてみる。

先日の記事においてあまりにもマニー“パックマン”パッキャオをベタ褒めしてしまったが、今一度考えてみる。
先日はなにしろデ・ラ・ホーヤをサンドバッグにし、タフで鳴るリッキー・ハットンをほぼワンパンチ失神KOした試合を観ての書き込みであったので思わずベタ褒めしてしまった次第だが、果たしてパックマンは本当に先人に勝る磐石な王者なのであろうか。
改めてここで考察してみたい。

パックマンの長所は、なによりもまず、パンチの「当て勘」の良さ、である。
相手の急所に、ピンポイントに決めるパンチが多い。やたら多い。エリック・モラレスとの第三戦の2R、ダウンを取る直前まで攻め込まれていたのはパックマンの方なのだが、一気呵成に攻め込むモラレスの、右フック後の返しの右に合わせた左フック一発、このピンポイントにテンプルに決めた一発で逆にダウンを取ってしまった。

ハットン戦も、それまでの攻撃でハットンが右パンチを意識している、そのさなかに放った左フック、これは殆どこの「当て勘」だけを頼りに放ったパンチだが、ものの見事にハットンのアゴを捕らえている。

これだけの「当て勘」を持ち、加えてハンドスピードの速さ、コンビネーションの速さ、ステップインの速さ、これらを備えてる以上、パックマンにもはや死角はなかろうと思う。


ただ、あえてその「死角」を見つけようと試みてみる。

まず、ステップインがベラボーに速く鋭いのだが、時々やや不用意な時がある。
ライトフライ級上がりのパックマンとしては、今後戦う相手は間違いなく全員、体格で勝る相手ばかりになると思われるので、不用意・中途半端な接近は非常に危険である。
例えばコンディショニングに失敗したりしてキレを失うと危険である(ってそんなの誰でもそうだが)。

また、上記の「当て勘」、これは要するにかなり早い段階で相手のリズム、攻防パターンを見切ってるから出来るワザなわけだが、ありえないくらい柔軟で変則な相手が来ると苦戦することになるかもしれない。
内藤大助があとふたまわりくらいスピードアップし、3まわりくらい変則度を増したら、パックマンの良いライバルになったりしたかもしれない。

あと、やはり体格差、これがどうしても今後のネックになってくる気がする。
なにしろパックマンは元々ライトフライ級でやってた選手。ライトフライ級って言ったら体重48.98kgが上限のクラスである。
こんなパックマンがサンドバッグにしたデ・ラ・ホーヤは、ミドル級の世界王座戴冠経験者。ミドル級は体重72.57kgのクラスである。
まぁそりゃこの時も48.98kgで戦ったってわけじゃ無いが、なにしろ根本的な体格が違う。こんなことはマンガやK-1でもない限り有り得ない話である。
論より証拠、これを見たら一目瞭然である。素人目にもヤバいくらい体格に差がある。

パックマンはこのマンガ的な想定を現実化した男なわけなのだが、なにしろ今後も間違いなくこういう体格ハンデを背負っての試合が続くことになるので、どうしても常に「体負け」の不安が付きまとう。
この「体負け」をしないための手段こそがステップインの鋭さ、及びパンチスピード&連打の速さなわけだが、これらが通用しないくらいデカい相手とやらなければならない日がくるかもしれない。

正直、現在のパックマンのベストウェイトはスーパーフェザー~ライト級くらいな気がする。ちなみにライト級は体重61.23kgが上限である。
デビッド・ディアスとのライト級世界戦でさえ、まだちょっと体格差がある感じがする。

パックマンの次戦は、11月14日、“プエルトリコの英雄”ことミゲール・コット戦になる由。
コットはナチュラルなウェルター級(66.68kg)で、前出のハットンよりデカい。デ・ラ・ホーヤ線と同じくらいの体格差となる感じである。
加えてコットはガードの固さ、コンビネーション連打の速さに定評がある。
常識的に考えたらパックマンに勝ち目は無いのだが、どうだかなぁ。

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2009年10月13日

マニー“パックマン”パッキャオに大いに驚く。

3回連続でボクシングネタになる。西岡の試合があまりにも素晴らしかったので、特段の脈絡も無くマニー“パックマン”パッキャオの試合をいくつか観る。
いやはや、驚きでした。こんなボクサーがいままでいただろうか。ライトフライ級からキャリアスタートして、なんかオスカー・デ・ラ・ホーヤにまで勝ってしまっている。
昔観たときと違ってデ・ラ・ホーヤは明らかにコンディショニングに問題があるようだったが、この際そんなことは問題にならない。なにしろこの体格差である。本来ならコンディションがどうとかいうレベルでは無く、デ・ラ・ホーヤが一方的に打ち負かして当たり前な試合のはず。それが、サンドバッグに成り果ててしまったのはデ・ラ・ホーヤの方であった。

デ・ラ・ホーヤ戦に続いて観たのは、ラスベガスで行われた「スーパーライト級(ライトウェルター級)現役最強」と評価される英国の国民的英雄、リッキー・ハットンとの一戦。
タフで鳴るハットンを、クドいようだがライトフライ級上がりのパッキャオがサンドバッグにしたばかりか、あろうことか2R、左フック一発で失神KOしてしまった。
こんなことはありえない、非常識といって差し支えない「事態」である。ムチャクチャな例えかもしれないが、ある意味では具志堅用高が増量してアーロン・プライヤーを2Rで失神させちゃうようなものである(さすがに言いすぎかね)。

WOWOWゲスト解説の香川照之氏が“神が介在しています”とコメントしていたが、これは決して大げさなコメントでは無く、取り急ぎこの2戦のパックマンには「人にあらざるもの」が憑依していたように思える。リッキー・ハットンを失神させた左フックは、これ以上無いくらいの「サウスポーが打つインサイド左フックの見本」であったし、1Rにダウンを取ったパンチは、完璧にハットンのリズムを見切った上で放たれた、ある意味計算づくの一発であった。
どちらも、なによりその美しさにおいて、正に「人にあらざるもの」の為せる技であった。

当サイト管理人は、幾度かのブランクはあったものの、ボクシング競技を観るようになって20年以上になる。
その間、例えばシュガー・レイ・レナード、トーマス“ヒットマン”ハーンズ、ロベルト・デュラン、マイク・タイソン、などなど、実に美しく、またもちろん強いボクサーがいた。
しかしながら彼らも、少なくともこの2戦のパッキャオにはやや劣る。
年代の差・・・彼らの活躍時期から現在までの間に積まれ、発達してきた競技としてのスキルを踏まえれば、技術面でパッキャオが勝るのは必然であるが、そんなことよりなによりも、まずパッキャオは彼らに美しさで勝る。
リカルド・ロペスと同時代同階級だったら、どっちが勝ってただろうか。

デ・ラ・ホーヤは全盛期真っ只中ではなかったし、ハットンもパッキャオ戦の2試合前にKO負けしている。
そういう部分において、パッキャオに有利な状況が無かったとは完全には言い切れない。これもまた事実ではある。我ながらどんだけ要求レベルが高いんだよ!と思うが。
まぁそんなわけなので、次戦に大いに期待したいと思う。誰が来てもちょっと問題にならないとは思うけども。

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2009年10月12日

判定より不可解なこと。

アキレス腱切ったり、ウィラポンと4戦したもののどうしても世界王座に就けなかったりなど、波乱万丈というか茨の道を経て、現在では長谷川に次ぐレベルの磐石王者っぷりを誇る西岡利晃。
本場ラスベガス進出が時間の問題となっているホルヘ・リナレス。
この2者の世界タイトル防衛戦が本日行われたにも関わらず、本日の格闘技ニュースのTOPは
http://news.livedoor.com/article/detail/4389327/
これでした。

なんでK-1の、しかも去年の試合に関するニュースがこれを押しのけてTOPに来ちゃうのか。しかも鉄板で防衛成功かと思われたリナレスが1RKOで負けるなど、ビックリ仰天の試合結果などあったにも関わらず。

アホか。

記事を読むと、このK-1という競技は、要するに全てがテキトーなんだな、ということがよく分かる。
なんかとにかく盛り上がればいいんですよ、思惑通りに「スター」が成立した上で次に繋がる盛り上がりが得られればそれで誰も困らないんですよ、という、極めてドサっぽい空気が横溢している。

> そもそも、“ファンの混乱を避けること”がジャッジに影響するという話も甚だ呆れるが、
> 規定(ルール)にはないポイントを咄嗟に付けることが、更なる混乱を招くことになるとは、
> 考えなかったのだろうか――。
・・・考えないんですよ、考える理由が無いんです、なんせ「ドサ」なんですからね、という。

この競技は、ぶっちゃけアケボノが参戦、しかも連続参戦したあたりから、紛う方無きドサ興行に成り果てた感がある。
もう止めた方がいい。なにより危険である。

しかし、それにしても西岡。
久方ぶりに観る西岡は、ちょっと異次元に行っちゃった感じがある・・・と思ったら、
http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/091010/mrt0910101845006-n1.htm
> 米ラスベガス進出を果たすためにも負けられなかった。「わくわくする試合をしたい。
> 相手は誰でもいい」という夢の実現に一歩前進し、葛西裕一トレーナーは「いつでも
> いける。西岡にしか分からない領域に入ってきた」と太鼓判を押した。
葛西も懐かしい名前だがそれはともかく・・・そうですか、「西岡にしか分からない領域」。
なるほど、である。

西岡はオレと同じく左足アキレス腱を切って、その後1年ほどブランクを作っている。
それを乗り越えての戴冠、そして3連続KO防衛。
もうね、ホントにガンバって頂きたい。

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2009年10月06日

デンカオセーンVS亀田大毅の結果(予想、微妙に外れる)

以下は、さっき書いた分と併せてお読み頂きたい。

デンカオセーンってのは常にあんな感じなんだろうか。今日の試合に関して各メディアでは「キャリア勝ち」「老練なテクニックで亀田を翻弄」みたいな論調が目立つが、オレが観る限りこれは単なる穴王者である。また特に亀田をナメてかかったが故の調整不足、という感じでもなかった。単にダメなチャンプです。ハッキリ言って。

ああ、だから亀田を挑戦させたわけね、とも思ったのだが、亀田も亀田であまりにも無策。ただバタバタ突っ込んでいく(ここは予想的中)だけで、勝つための方程式というものが無い。勝ち方を知らない、という。
亀田にフィニッシュの「型」があったら、今日の後半のデンカオセーンならいつでも倒せたろうと思う。

勝ち方がわからない、勝つための「型」が無いというのは、これは正に今まで噛ませ犬とばかり対戦してきたが故のこと、弊害である。
今までの相手は、今日のようにバタバタ突っ込んで、コンビネーションとも言えない単調な連打を放つ、という、ただそれだけで倒れてくれたりしたわけだが、いくらデンカオセーンがヘッポコ王者だからといって、さすがにそれだけでは倒れてくれない。
とにかく、かくして亀田は大魚を釣り逃がした、という次第である。
身体能力は有るのだから、この際指導者を変えるなりし、その上での捲土重来を期待したいと思う。

しかし、それにしてもデンカオセーンのダメっぷりにはビックリである。
キャリアで誤魔化した、というが、もはやキャリアで誤魔化すしか芸が無い、というレベル。右は殆どオープンだし、左にも亀田の突進を止めるほどの威力も無く、なによりスタミナが無い。敵地での防衛線でアレをやって勝てるのは日本でだけだろうと思う。
亀田兄も、内藤よりこっちに挑戦した方が確実だろう。早く挑戦しちゃわないと別の誰かにベルトが渡ってしまう。とりあえず次戦は久高になるやも知れぬ由。日本国内でやったら今度は久高が普通に勝っちゃうだろうと思う。
打たれ弱さのある亀田兄に、ハードパンチャーである内藤は、やや衰えがみえるとはいえちょっと荷が重い。

・・・どうでもいいが、今日は国歌斉唱、選手名コールとも、チャンプが先だった。
世界戦の通例としてはそれぞれ逆だったはずと思うのだが、最近はこうなんだろうか。

投稿者 kome3 : 21:50 | コメント (0) | トラックバック

数時間後に控えるデンカオセーンVS亀田大毅の予想。

え?デンカオセーンとやるの?マジですか?オレはこのマッチメークが正式決定してたこと、今の今まで寡聞にして知らなんだ。
デンカオセーンは確か坂田を2RあたりでKOしてチャンプになったはず。この時期の坂田には比較的簡単にダウン取られがちな印象があったものの、それでも4度防衛中のチャンプを倒したという実績は、これは当たり前だが無視できない。要するにデンカオセーンは強いですよ。43%というKO率は、フライ級という軽量級において、まぁ飛びぬけてスゴくはないけど結構ハイレベルな数字である。

対する亀田大毅はどうかというと、まず実績はゼロ。マイナスといいたいところだが、まぁとりあえず「ゼロ」である。とっくに峠を越えたワンディー・シンワンチャーと、内藤大助以外、知られる選手と対戦していない。
じゃあ試合ぶりが評価されてるかっていうとそんなこともなく、周知のようにむしろ内藤戦で大いにミソを付けている。
要するに、現状では、まぁ良く言って「特に実績の無い若いボクサー」でしかない。
この試合のためのスパーリングパートナーのフィリピン人が「カメダはパワーはあるがノーテクニック」と言ったそうだが、そんなこたぁ言われなくても分かってる、と。

ボクシングってのは、バンテージ&グラブでガチガチに固めた拳で殴りあう、という、非常に危険なスポーツである。
だから、亀田大毅レベルの選手をデンカオセーンのレベルの相手と対戦させるのは、人道的にどーかと思う。
また、とりあえずファン的にも「面白いボクシングの試合」になる見込みが無い。ほぼゼロ。洗練された攻防の妙などを楽しむのは難しいだろうと思う。
そんな次第で、オレとしては、基本的にこのマッチメークには反対である。

ただ、以前にもデンカオセーンは減量でポカやったり、またマネジャー問題でトラブったりなど、どうも落ち着かないというか、はっきり言ってダメダメな面もあったりする。
また、どっちかっていうとタイの選手は、相手をナメまくってきたり、またすぐ試合を投げちゃったり、これまたつまんないことでダメダメになっちゃう傾向がある気がする。
松村VSカオサイ戦Vol.1でも、カオサイの動きは別人のそれであった。Vol.2ではウワサ通りの鬼神のようなカオサイに戻っていたが。

今回のデンカオセーンも亀田大毅を思いっきりナメて来てると思うので、充分に調整・・・要するにロクスッポ練習せずに試合に臨んでくる可能性もある。そういうことを普通にしちゃうのがタイ選手である。
そんなわけで、案外前半・中盤くらいに、アレよアレよという間に亀田大毅が倒しちゃったりする可能性も、決して無くは無い。ゼロではありません。

関係者も、両者がそれそれベストコンディションで来たとしたら亀田に勝ち目が無いってことくらいわかってるはずなので、そもそもこの試合、デンカオセーンが必要以上にナメてくること、また減量でまたポカやってくれたりすることを期待してのマッチメークなんじゃないかと思う。

そんなわけでオレの予想だが、これは、あくまでデンカオセーン次第。
デンカオセーンがちゃんと調整してきてたら、中盤までにKOで勝つでしょう。当たり前だが。
ただ、繰り返すがデンカオセーンは確実に亀田をナメてきてるはずなので、例のようにバタバタ前進してくる亀田を捌くのがメンドくさくなって、中・後半でアッサリ試合を投げて、いわゆる「イヤ倒れ」しちゃう可能性もある。無くは無い。

・・・まぁ、中間を取って(?)、デンカオセーンの大差判定勝ち、ってところでしょうかね。
亀田は内藤の強打をさんざん食っても倒れなかったくらいだから、とりあえずKO負けは無いかな、という気がする。

投稿者 kome3 : 17:42 | コメント (0) | トラックバック

2007年10月10日

羅生門並にわかんないことが多い。

さてさて、いよいよ明日です。2007年10月11日。
世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ12回戦が東京・有明コロシアムで行われます。
王者・内藤大助(宮田)に対するは、亀田三兄弟の次男、亀田大毅(協栄)。
・・・とにもかくにもこれほど国内でのボクシング世界戦が盛り上がったのは、思うに畑山VS坂本以来なんじゃないでしょうか。

で、この試合予想ですが・・・これは難しい。

実力伯仲の故の難しさでは無く・・・今回はむしろその逆。ハッキリ言ってこれほど実績差のある2者の世界戦も珍しいです。
日本、東洋・太平洋の王者を下し、あのポンサクレックを下した内藤と、ジョー小泉の対戦者選択テクニックにより、格下相手に勝ちを重ねてきた亀田。
長男がやるならともかく、普通に考えたら亀田次男に勝ち目は無いです。あろう筈が無い。
ガメスvs横沢みたいな、いやヘタしたらそれ以下の試合になると思います。

そんなわけで、純粋な試合結果予想としては、ズバリ内藤のKO勝ち、悪くても3、4Rまでに倒すでしょう。
・・・こんなことはちょっとボクシングを見聞きした事のある人なら誰でもそう思う事で、予想としての面白みの無い、至極「当たり前」の事です。
勝てるわきゃ無いよ!というのが、ぶっちゃけ実際のところです。

しかし、今回の場合、ある意味、そんな次第「だからこそ」予想が難しい。

亀田の所属する協栄ジムは、先代の金平会長が海老原博幸とともに立ち上げ、その後具志堅、渡嘉敷といった世界王者を多く輩出する、大手且つ名門のジム。
モンキービジネスといわれるボクシング興行の世界で、永く大手且つ名門と言われ続けてる=誰よりもこの競技・業界・選手の事を知り尽くしたジムであるはず。
さらに、亀田三兄弟+オヤジetcは、TBSという地上波キー局の大いなるバックアップを受けている。
亀田らのキャラtecを採り上げた番組でもって、TBSはそれなりの数字(視聴率)を獲得している=亀田というネタによってこの局にも大いなる「経済効果」がもたらされている。

亀田というネタを(ここまで)有効活用しているメディアと、その亀田のマネジメントを受け持っている業界大手の協栄ジム。
この2者が後ろ盾にいる、亀田三兄弟。

国内ボクシング業界としては破格のビッグマネーが動いているこの図式の中、果たしてこのタイミングで、亀田家の大事な次男坊が内藤に見るも無残にボコられてしまうのが明白なこんな試合を組む理由がわかりません。

名門・協栄ジムのスタッフが、まさか次男坊に勝機があるなどと本気で考えているはずがないです。
大事なおアシのタネなのに、それが負ける=商品価値を失うのが明白なのに、どうしてこの試合をやるのか?
ここのとろころがホントに謎。
見るも無残にボコられるに決まってるのに、なんでわざわざ???

で、予想が難しいと言った理由もこの辺に根拠がありまして、すなわち、本来なら一方的な内藤の勝利に終わるはずのところ、なんらかの理由でそうならないんじゃないか、とも考えられちゃう、という次第です。

「なんらかの理由」って?

それはなんだかわかりません。
わかんないから難しい、とも言えます。
 



 
もうひとつ。
負ける=商品価値を失うのが明白、とさっき書きましたが、そうでなかったとしたらどうか。

・・・試合結果は両者の実績差(あえて「実力差」としないのは、次男の「実力」が良くも悪くも全く未知数、今までその実力を明白に推し量れるような試合をほとんど行ってないからです)通りに内藤が普通に勝っちゃったとして、もしかしたら次男坊には、ここでどんな負け方をしても、その商品価値の下落が最小限で抑えられる「仕掛け」がなされているのかもしれない、という事も考えられます。
例えば、試合直前に足首をヒネった、とか、実は先週くらいから発熱していたとか、試合中「不運なバッティング」で視界を遮られてしまったとか、“あそこでレフェリーの不手際がなければ・・・”みたいな話とか、そんな事柄がボコられて負けた後に出てくる、というね。
万一奇跡的に勝ったら儲けもので、負けたら負けたでどうにかしちゃえばいい、という感じで。

協栄にせよTBSにせよ、まぁ「不敗である」というステイタスは失われるにしても、要するに試合後に「みっともない状況・状態」にさえならなければその商品価値へのキズは最小限で済み、すなわち今後も「価値有るおアシのタネ」として亀田らを「運用」することができるわけです。
“今回はボロ負けしてしまったけど、ホントの実力はこんなもんじゃないんですよ”という説得力が付加できれば、この際結果そのものはどーでもいい、と。
ある程度目の肥えたボクシングファンには通用しないでしょうが、彼らは絶対数の少ないボクシングファンなどの評価など重視しない・優先順位としてはかなり低いと思うので、こういう事もやっちゃうでしょう。やれちゃうでしょう。
こういう可能性も無くは無い、と思ったりします。

でもなぁ・・・そんな「言い訳」も通用しないくらい一方的にボコられる可能性だって相当ある・・・どころか、当サイト管理人は、リング禍など起こらなきゃいいなぁ、くらいまで考えてます。
以前にも書きましたが、ボクシングというのは、つまるところは「殴り合い」です。
だからこそ、マッチメークは慎重に、両選手の実績・実力を充分に考慮した上で行われるべきだと思うんです。
内藤のような歴戦のツワモノの相手として、亀田の次男坊は、果たして人道的な見地から見て、相応しいのかどうか。
・・・相応しくないですよ、ええ。ハッキリ言って。
 
 
まぁそんなわけで、今回の内藤vs亀田次男坊戦、純粋な試合予測としては、内藤の4RまでのKOorTKO勝ちです。
次男坊は、距離を取ったとしても遠くから飛び込んでくる内藤のストレートを浴び、前に出れば出たでカウンターを上下に喰らい、足を使って廻って逃げるという慣れない事をやってもアッサリ廻りこまれ被弾、と、この試合、それはもう放送禁止レベルの悲惨な試合になる可能性があります。
ある新聞には、接近戦なら次男坊に勝機あり、とか有りましたが、内藤はポンサクレックと打ち合って、その多くがほぼ互角もしくはそれ以上だったんですからね。
また、その戦歴からもわかるように、内藤はこのクラス(フライ級)ではかなりのハードパンチャーの部類。
ヘタに接近戦なんか挑んだらよっぽど危険・・・ただ距離を取っても内藤の激しい出入りには対応できない、と、・・・やっぱりどう考えても次男坊に勝機はないかなぁ。

でもそんなことは協栄ジムのスタッフもわかってるはず。なのにじゃあなんでこんな試合を?
・・・ということで無限ループに陥る次第です。

なんだか、羅生門チックな、わけわからなさ、なんです。

投稿者 kome3 : 18:59

2006年12月21日

やっぱりノアだけはガチなのであった(画像有り)。

今日(12月21日)は亀田VSファン・ランダエタVol.2が行われましたが、予想通り亀田がまぁほぼ圧勝。当サイト管理人としてはランダエタのロートルぶりにちょっと吃驚したな、と。

相手がどうであれ、なにしろ亀田は勝った、しかも圧勝したわけなので、もう誰に恥じる必要もありません。亀田よ、キミはリッパな世界チャンプです。
間違いなくリッパな世界チャンプですが、その真価が問われるのは、ナチュラルなLFウエイトでの実績を持つ、非ロートルな選手に勝ってからです。

とにかく亀田は勝ったわけですがそれはとりあえず置いといて、当サイト管理人は先日プロレス観戦に行って参りました。
実に25年ぶりの仕事抜きでのプロレス観戦(仕事での観戦は、数年前、当時新日本プロレス所属だった小島聡選手の取材をしたことがあった@大田区体育館)。
メインカードは、GHCヘビー級選手権試合・三沢光晴VS丸藤正道でありました。
当日は武道館までカメラを携えていきまして、ガチャガチャとシャッター切りまくりでした。
今回はその中から数葉を取り上げつつ、ここに諸々モノしていきたいと思います。

※各写真をクリックするとデカいのが別画面で出ます。

44歳三沢光晴、見事なジャーマンです。
微妙に「見事」じゃない感じのブリッジですが、これはこの直前に、かなりエゲツないドラゴンスクリューを食ってるんですよね。
しかも2回。しかもそのうちの1回はコーナーポストを利用したホントにエゲツないものでした。

ドラゴンスクリューという技は地味に非常な危険技なんですよね。
受身マズったらヒザから股関節から一発でボロボロになっちゃうと思うのですよ。

そんな技の極めてエゲツないやつを2回も食って、よくこれだけのジャーマンが出来るなぁ。
並みの44歳じゃないぞ三沢、です。
 
 
 
 
エゲツないって言ったら、これも相当エゲツない。花道から客席フロアへの不知火です。
この写真の一瞬後に、三沢は客席フロアのコンクリにまっさかさまに落ちるわけです。

毎度の事ながらノアの試合はエゲツないです。
旧全日本プロレス時代の、鶴田がセミリタイアしたくらいの時期から、このエゲツなさは増す一方な気がします。

この試合のちょっと前に行われた、やはりGHCタイトル戦の、丸藤vsKENTA戦、当サイト管理人はyoutubeで観ましたが、これはもうエゲツなすぎてちょっと引きました。

まさに「タフマンコンテスト」。

しかし単なるそれではなく、感動を呼ぶタフマンコンテストであります。
 
 
 
丸藤のエゲツない責めその3です。
トラースキックが三沢の顔面を思いっきりとらえております。

この時、三沢の顔面に丸藤の足が当たる音が、当サイト管理人のいた武道館3階一番奥の席にも聞こえてきました。
バチン!と。

ボクシングですと、あまりにも良い音のするパンチはそれほど効かない、などと言います。
そりゃそうかもしれない、しかし、これだけおもクソ当たってたら、とりあえず強烈に痛いです。当たり前ですが。
 
 
 
 
 
こちらは三沢の反撃、エルボースイシーダであります。

三沢のヒジが、丸藤の首に見事に決まっております。

さっきも書きましたが、44歳で、しかも永いキャリアから蓄積したダメージでヒザ、首、腰・・・要するに全身ボロボロ状態でありながら、三沢はこの大一番で決めてくれましたエルボースイシーダ。

三沢よ、あなたはエラい。
 
 
 
 
 
 
 
これは、コーナーのトップから丸藤がまたエゲツない技を44歳三沢に対して試みたところです。
なんの技だったか忘れました。雪崩式不知火だったかなぁ。
とにかく、あの高さから、三沢と丸藤は二人してご覧の様な体制でマットに落ちて行きました。

こういう、一歩間違えたら死んじゃうような技が、単なるつなぎ技としてポンポン出てきてしまう、この怖さよ恐ろしさよ。
なにしろ大怪我だけは避けて頂きたいものです。
ハヤブサを思い出せ、忘れるな、です。
 
 
 
 
試合の方は、三沢が雪崩式エメラルドフロウジョンからの対固めで丸藤から3カウントを奪い、見事GHCタイトルを奪取、となりました。
肝心のその雪崩式エメフロの写真が無いのが非常に残念ですが、写真を得られなかった代わりに、当サイト管理人はその瞬間を肉眼で観る、という幸福を得たのでありました。

ちなみにこの試合のほかにも
KENTAがウスラでかい高山を見事にバックドロップしたり、また鈴木みのるに見事にフロントハイキック決めたりなど、いや、実に見所の多い興行でありました。

ボクシングは当サイト管理人にとってちょっと神聖なものだったりするのですが、プロレスはそれに比べるとグッと気楽に且つ気軽に楽しめて、これはこれでよいものです。

ボクシングファンは・・・いやそういう人に限らず、よく「プロレスなんか八百長だろ?」「ケツ決めアリの茶番じゃん!」とか言ったりしますが、当サイト管理人としては、この際面白ければそんなことどーでもいいじゃねーかコノーという感じだったりします。
“さすがに三沢の受けはスゴいな!”とか、“志賀のアニキはノリノリだったな”とか、“アキトシのスイクルデスは説得力万点ですね”とか、そういう事をしゃべりつつのかえり道すがら、これがまた楽しいものなのであります。
余計な事ながら、これが新日本プロレスだと、“天山のマイクは何言ってるかわかんねーな”とか“タイガーマスクの619はなんであんなにモッサリしてるんだろう”とか“棚橋のアピールはいくらなんでもショッパすぎるな”とか、どうしてもこういう後ろ向きな感想しか出てこなかったりするんです。
TVetcで観ててそうなんだから生観戦したらもっとそうなんじゃないか?いや、生で観たら思いのほか面白かったりするんだろうか?

そんなわけで、もしタダ券が手に入ったら、新日1.4東京ドーム興行にも行ってみようかな、と思うのであります。

投稿者 kome3 : 00:07

2006年12月09日

お前が言うな、と。

曙がまた大晦日に試合するんだそうですよ。

Dynamite!!(31日、京セラドーム大阪)でもって、ジャイアント・シルバと対戦する由。

このDynamite!!のプロデューサーである谷川ナントカ氏は確か「もう曙には試合させない」とか何とか言ってた気がするんですが、どーなってんでしょうか。

曙のコメント。
「総合ルールで戦えるので、自分には有利。
対策はこれから考えるが、(04年に)戦闘竜に勝ったからと言って調子に乗るな。
相撲取りをナメてかかったら痛い目を見るぞ」

・・・誰のせいで「相撲取り」がナメられるようになったと思ってんでしょうか。
お前が言うな、と。いやホントに。

こないだ新日本プロレスという団体についてちょっと書きましたが、おそらくグダグダなままに終えるであろう新日1.4ドーム興行しかり、ボクシング界ではバンタムの長谷川はとうとう徳山戦をのまなかったし、曙はまた性懲りも無く出てくるらしいし、もはやこれまで、かくして当サイト管理人は365日の内で地上波TV放送を金輪際観る事はなくなることになりそうです。

詳しくは、若しくは「正確には」、我が家の蔵書(!)を調べてみないとわからないのですが、元々「ボクシング」という競技は、今で言ういわゆる「総合格闘技」に近いスタイルだったようなんですね。
目潰し、金的攻撃以外は「何でもあり」で雌雄を決する、という様なものだったらしいです。
それが、あまりにも野蛮で前時代的に過ぎる・・・有る程度選手の健康etcに対して考慮しなければ、本当に高度な攻防というものが観衆も堪能できないではないか!、ってことで定められたのがいわゆる「クインズベリー・ルール」というやつで、ここでもって初めて、選手は両のコブシのみを持って戦わねばならないとか、相手の打撃に拠って倒された(=いわゆるダウン)選手には一定の休息が与えられる、とか、現在のボクシングルールに近いスタイルが確立された、と。

そんな次第であるので、当サイト管理人は昨今流行の「総合格闘技」というものに対して、ちょっと違和感がある・・・もっと言うと、あんまし面白いとは思えずにいます。
なんで19世紀に戻らなきゃイカンの?ってな具合の違和感です。

歴史的に、「単なる」見世物から脱却すべく培われたのが「ボクシング」競技であるわけなので、この「総合格闘技」にはその「単なる見世物」感が強く感じられてしまうのです。

しかし、最近はPRIDEなど観るとそれなりにルールも整備され、各選手による攻防の妙といったものも堪能できるまでに競技性が向上してきた感じもあったので、案外捨てたモンじゃないかも、とか思ったりしてたんですが、ここへきて臆面も無くアケボノVSシルバなんて試合が組まれ、しかもそれがあろうことか大晦日興行の目玉カードのひとつに据えられてしまってるのを目の当たりにするに至り、ああやっぱしこりゃダメだ、やっぱし「総合格闘技」とか言いつつ、要するに単なる見世物也、と思わざるを得ない、と。
 
 
ついでに、かつて畑山と対戦した、チェ・ヨンスも、なんだか総合格闘技デビューするんですってね。
引退してずいぶん経つんじゃなかろうか?
アケボノもそうですが、この総合格闘技とかいう競技には、他競技でリタイアした選手がワンサカ参加してるんですよね。
要するに、昔猪木がやってた「異種格闘技戦」と銘打っての見世物興行と、なんらかわりが無いってことなんですね。
いまさらチェ・ヨンスが出てきたり、考えたら大相撲を引退したアケボノや戦闘竜が出てきたり・・・他競技を「体力の限界」だとか「怪我で全盛期の戦いが出来ない」とかいう理由でリタイアした選手が、その後しばらく経ってから平気で出てくるってのは、モノスゴくアホらしいというか、もう明らかに普通じゃないというか、プリモ・カルネラやジョー・ルイスが引退後やんごとなき事情でプロレスデビューしたのと本質的になんにも変わらない、と思うわけです。
とりあえずネームバリューがあるヤツを出して耳目を集めよう、っていう・・・これを「単なる見世物興行」と言わずしてなんと言いましょうか。

それでも、前記したように、この「総合格闘技」にも、いわゆる生え抜きに近い選手が伸び・増えてきて、ようやく独立した競技として成立出来そうなレベルにまで到達しつつあるかな?どうかな?ってな感じにまでなったかなと思ったら、やっぱし大晦日にはアケボノが普通に出場しちゃうんだね。
幻滅というか、失望というか、もはや何とも言い様がありません。

ボクシングの方も、クドいようですが長谷川は徳山戦を拒んじゃったみたいだし、忘れちゃいけない亀田の周辺はどうやらやっぱし「亀田」のままっぽいし・・・当サイト管理人は格闘技しか積極的にTV観ようって機会が無いので、2007年はホントにサウナ室で強制的に見せられる時くらいしかTVというメディアに触れることも無くなりそうです。
 
 
ついでに亀田ですが、今度ランダエタと再戦するんですね。
以前にももしかしたら書いたかもですが、対ランダエタ第一戦を観るに、どうやら亀田は異常に打たれ弱いっぽい感じがするんですよね。
本人の体質もあるんでしょうか、おそらくは、相手のパンチのダメージを殺すスタイル、というものを学んでない、ってのもある気がします。

当サイト管理人は、ナンだカンだと、今後こそ2~3Rくらいで亀田が「見事なKO勝ち」しちゃうような気がするんですが。

投稿者 kome3 : 10:09

2006年12月07日

ノアだけはガチ。

この程、当サイトに新たな「ユーザー」が登録されました。
要するに、なんかしら書く人間が1名増えるという次第です。
どっちかというと当サイト管理人は最近更新が滞り勝ちだったりしますが、今後は時々昨日みないな記事が突然書き込まれたりすることと思われます。多分。

ゼンゼン関係ありませんが、来年1月の4日、新日本プロレスが東京ドームで興行するんだそうです。
当サイト管理人は微妙にプロレスファンでもあるので、この興行がコケにコケまくって、ただでさえ低迷気味なこの業界にトドメを刺すような事にならなきゃいいなぁ、と切に思うのであります。

切に思うものの、なんかコケそうな感じがします。
ちなみに今年(2006年)のいわゆる1.4ドーム興行は、強烈にコケたようです。
カードそのものは今年の同日のものよりも魅力的ではありますが、ドームでコケないレベルかというと、なんちゅうか、非常に心もとない、というのが率直な印象です。

新日本プロレスという団体があって、かたや「プロレスリング・ノア」という団体もあります。
ここは昨年(2005年)にやはり東京ドーム興行を行っておりまして、こちらはコケるどころか大盛況、大入り満員だった由。
カードからして、三沢vs川田、小橋vs健介、さらにGHCタイトル戦に、天龍vs小川の師弟対決、と、これでもか!とばかり魅力的な=サイドストーリーの充実したカードが盛り沢山でした。
逆にいうと、これくらい「盛り沢山」にしないと、ドームという大箱は埋まらないってわけなんでしょうが、2007年1月4日新日ドーム興行はその辺を踏まえてどーなのか・・・ああ、これはやっぱしコケちゃうかなぁ、ダメっぽいなぁ、と思わざるを得ないのでありますよ。

土曜の深夜に、この新日の試合中継が放送されています(@東京)。
今まで何度もここに書いてますように当サイト管理人はメッタなことがなければTVを見ないのですが、不思議に今年は2回もこの新日中継を観る機会がありました。
もうなんの試合だったかも朧げなのですが、ひとつだけ覚えてるのは、ブロック・レスナーvs曙太郎の一戦でした。
ありていに言ってしまうと・・・当サイト管理人は最初に会場に観にいったプロレスの試合がH・レイスvsG・馬場だったりするくらいで、それなりにプロレス観戦者としてのキャリアがあたりするのですが、これほど面白くもなんともない・また会場も盛り上がってない試合を見たのは初めてでした。
レスナーは米WWE時代からハッキリ言ってそれほど面白い試合構成の出来るレスラーでは無かったし、曙は控え室から花道を通ってリングインした時点でゼイゼイ息切れしまくり、みたいなありさまなので、試合内容について期待が出来得ないのは自明なのですが、なにがヒドかったかって、客の静まりっぷり。
それも道理で、なにしろお客さんがガラガラ、ゼンゼン入ってないんだもんね。

当時レスナーは、元WWEのスーパースターってことで、鳴り物入りで新日参戦、極めて当たり前に新日の至宝であるIWGPタイトルを奪取していました。
曙の方は、K-1ではもはやクソ以下の試合を繰り返してはいましたが、なにしろ元横綱であり、またプロレス参戦後主戦場としていた全日本プロレスにおいてはそれなりの評価をされてたりしてました。
そんなわけで、この両者の対決っていうのは、新日本プロレス的には、かなり「切り札」なカードだったと思うんですよ。
だから、もうちょっと盛り上がっても良さそうなもんだよな、と思ったんですけどね。
でも、ダメなのね。盛り上がらない。
このカードを持ってしてもダメなのか新日は、って感じでしたね。
ちなみにこの興行は両国国技館で行われたのですが、このカードで、両国という箱、で、この客入りってんじゃ、こりゃかつては恒例であった正月のドーム興行なんぞ夢のまた夢だな、と思ったです。

実際、現在新日本プロレスの社長であるサイモン・ケリー猪木は、この試合の前後に「もうしばらくドームではやんないよ」宣言をしてまして、その判断の賢明さをワタシなんぞはちょっとだけ評価してたりしたんですが、その言葉もいつのまにか「無かったこと」になったみたいで、この程のドーム興行開催宣言。なんだか書きながらハラ立ってきましたが、こういう風にすぐ色んな事を「無かったこと」にしちゃうから親日はダメなんだよな、と思いつつ、もうこうなったらドーム興行のコケっぷりを生暖かく見つめることにしよう、と、半ば諦念しつつワタシは心に決めたのでした。

ハラ立ってきたのついでに書いちゃいますが、いわゆるプロレス専門誌をチラチラ見ますと、なんか最近やたらと新日を持ち上げてる感じがするんですが、これは一体なんなんでしょうか???
「上昇気流」とか、「業界の盟主」とか・・・TVで見たり、試合結果に載ってる観客数を見ると、とてもじゃないけどそんなこと言える状況じゃ無いように思えるんですが、どーなっちゃってんでしょうか?
「上昇気流」って・・・レスナーvs曙戦の頃よりは多少興行成績は上向きなのかもしれませんが、「上昇気流」って言える程の上昇レベルじゃ無いと思うんだけどなぁ。
っていうか、なんかかなり無理して新日記事をモノしてるって雰囲気がありありと感じられてしまいます。
なんだこれは?いわゆる癒○ってやつなんでしょうか?

世の中的には、A・猪木の知名度もあり、新日本プロレスっていう名前自体の知名度はまだまだ強いです。
だから、新日がオカシなことやったりすると、「プロレス」自体の評価に影響が出ちゃうんですよ。
ハッキリ言ってオカシなことやってる・どうやらホントにダメっぽいのは新日だけなんですけどね。
でも世間は、プロレス自体がダメなんだと思っちゃうんです。

だから、ホントに新日にはガンバってもらわなきゃいけない。
他の団体に迷惑をかけないように自重して頂きたい、と。
 
 
 
でまぁ結論としては、ノアだけはガチ。

投稿者 kome3 : 17:46

2006年08月02日

また微妙に予想が外れた。

世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座決定戦、同級2位・亀田興毅VS同級1位・フアン・ランダエタの試合は、亀田選手が僅差の判定で勝利、同級新王者となりました。
接戦の末、判定はスプリットデシジョン、手数で勝るランダエタに対し、特に中盤、有効打で勝っていた点が評価された、ってな形になりました。

案の定、というべきか、一部(多数)メディアでは、やれ疑惑の判定だとか、作られた王者だとか、おだやかでない表現でこの試合および亀田選手について語られているようです。
ここまでの道程が道程だっただけに、それも致し方なしかと思います。

しかし!当サイト管理人は、ことこの試合に関しては、それほどトンでもないインチキ・イカサマ判定だったとは思えないでいたりします。
 
 
 

とりあえず、当サイト管理人による昨日の予想が丸っぱずれであったのは、ランダエタがワタシの予想以上に「本気」だった、というか、おそらくは亀田陣営が考えているような「終わった選手」では無かった、ということが大きいように思います。
っていうかそれが全てなのかも。
思ったより動けてたし、思ったより手数も出てました。

ただ・・・少なくともこの試合の亀田はもう単なるグリーンボーイ、殆ど何の芸も無く正面から手も出さずに前進するだけの「単なる新人選手」でしかなかったにも関わらず、そんな亀田を完封できなかったランダエタもどうかと思いました。
彼ほどの歴戦の選手・・・しかも彼はボクシング先進国であるベネズエラの選手であるので、敵地で世界戦を勝つにはどうするべきか、またどうあらねばならないか、よく知ってるはずです。
もし亀田がベネズエラ人で、ランダエタがベネズエラ人でなく、例えば日本人だったとして、この試合がベネズエラでの試合だったとしたら、普通に10ポイントくらい差がついちゃってたと思う。
もちろん、亀田の勝ちで。
むしろ、微差のスプリットデシジョンだったってとこに、我が国の良心をみた、というか。

敵国での世界戦で、この試合のレベルの亀田を完封できないんじゃ・・・ランダエタもちょっとガンバれよ!という感じです。
また、全盛期のランダエタであれば、今日の亀田であれば簡単に倒せたのではなかろうか、とも思いました。

敵国での世界戦ってそういうもんなんですよね・・・残念ながら、というべきか。
 
 
 
さてさて採点ですが、マストシステムだと、こういうことって結構起こりがちなようにも思いました。
どんな拮抗したラウンドも必ず10-9をどちらかにつける・・・こういう採点システムだと、得てして試合全体の印象と違和感のある採点結果になったりし勝ちです。
あるラウンドでダウンを取って10-8・・・2ポイントのアドバンテージを得ても、次とその次のラウンドで微妙な差を取られたらチャラになっちゃうわけです。
あと、確か最近は必ずしも「ダウン=10-8」となるとは限らない、みたいな指針もあるはず。
1Rの亀田のダウンは、ダメージというよりタイミングで倒れたような部分もあったので、必ずしも10-8でランダエタ優勢、という採点になってたとは限らないな、と。
事ほど左様に、はっきりとラウンドを取っていったのはランダエタでしたが、実は拮抗した中で亀田が微妙にゲットしたラウンドの方が多かった、みたいな見方もあるのかも知れません。
なのでこの試合、早速巷間で言われているような“トンでもない疑惑判定”とは言い切れないと思いました。

あとですね、採点の事を言うと、TBSでのボクシング中継番組では、ラウンド終了時に解説者による採点を公表しないんですよね。
記憶が確かならば、これは1983年の渡嘉敷勝男VSルペ・マデラ戦での反省から、だった気がします。
この試合の渡嘉敷は、今日の亀田以上に一方的にマデラに打ちまくられてました。
解説者の採点も一方的にマデラだったので、TV桟敷のワタシも“ああ、渡嘉敷陥落かぁ”と思ってました。
したら、しばらくの間のあと“勝者・渡嘉敷!”コールがTVから聞こえてきたのでビックリ、って、そういう試合だったです。で、この試合以後TBSでは、世界戦(だけではなく全ボクシング試合中継時の)・ラウンド終了時時に解説者の採点の公表をしなくなった、と記憶してます。
解説者の採点公表が無いので、視聴者の「??」感覚も増した、ってことも言えるかもしれません。

TBSっていえば、鬼塚VSタノムサク戦も、鬼塚のなんだか妙な判定勝ちだったっけなぁ。
ちなみに渡嘉敷も鬼塚も、亀田も協栄ジム所属ですが。
 
 
 
いろいろ言いつつも・・・公平に見て、残念ながら今日の試合は、亀田の勝ち試合ではなかったなぁ。
試合終了直後、もしかしたらドローってこともあるかも・・・と思いましたが、勝ったとはちょっと思えなかったなぁ、と。
しかし、“この試合は明らかにオカシい!”と声高に言えるほど決定的な差をつけられなかったランダエタも、やっぱし堂々の勝者、とはいい辛いものがありますな。
敵地ですから。
ボクシングってのはそういう競技ですから。

投稿者 kome3 : 23:54

数時間後に嫌でも表れる結果について

今日、8月2日、世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座決定戦が行われます。
同級2位の亀田興毅選手と、同級1位のフアン・ランダエタ選手の対戦です。

ランダエダは、新井田と対戦し負けた選手です。ちょっと懐かしい名前。
減量苦はあるようですが、つまり、もともとミニマム級の選手です。

ライトフライでの試合経験は無いそうです。

で、昨年12月での引退を決めていた選手なのだそうです。

 
 
・・・亀田も、ライトフライでの試合経験は無いはず。

つまり、クドいようですが、亀田もランダエダ、両者とも、ライトフライでの試合経験は無い。
にも関わらず、この両者は、同級の世界1位と2位である。
で、そんな両者が相対するこの試合が、世界王座決定戦である。

なんじゃそりゃ、と。



まぁとにかくそんな按配な亀田VSランダエダですが、なにしろ勝つのはおそらくは亀田、それもおそらくはKOで決まるでしょう。
6~8Rくらいに、棒立ちになったランダエダを乱打しレフェリーストップ、ってな感じかと思います。
その予想の根拠としては、要するにこのカードは、亀田にそういう勝ち方をさせる、そのために、そのためだけに、練りに練って構築された試合だから、という次第です。
ここまで盛り上げちゃったからには、負けはおろか、ショッパい勝ち方さえも亀田には許されません。
ただ、まぁ亀田は負けないだろうし、おそらくショッパい試合になる心配さえ無いです。
理由は下記。

なお、ここにきて亀田の体つきが一層良い感じになってきているような気がします。
この事は、このblogでは何度も何度も書いてますが、亀田自身がいかに真摯に日々の練習に取り組んでいるかの証明です。
協栄ジムやTBSのメンメンは微妙にヒヤヒヤしつつ=「既得利益の保護に関する不安」に怯えつつ当日を迎えるのでしょうが、大丈夫、あなた方の思惑通り、亀田は目前の敵を徹底的に打ちのめすでしょう。
理由は下記。

なにしろ勝利の瞬間、亀田には大いに歓喜して欲しいと思うのですが、いわゆる取り巻きの面々にはあんまし狂喜乱舞したりして欲しくないなぁ、と思う。
マナコが「$」マークになってるオトナの下品な笑顔は不快です。
 
 
上に書いた「下記」ってのが以下。

・・・今回の場合、ほとんどその「下記」は「どうでもいい話」になってしまうのですが、なにしろランダエダは新井田戦や、かつて亀田に負けたアランブレッドに判定負けした試合の戦記などを見るに、どちらかというとあまり足を使わず、打ち合いに応じるタイプの様です。
現在までの戦績は24戦20勝(16KO)3敗1分。
ミニマム級としてはかなり高いKO率です。

しかしながら、これはあくまでミニマム級でのKO率であって、今回はそれより一回級重いライトフライ級での戦い、しかも対戦相手はそれよりさらに一回級重いフライ級で今まで戦ってきた亀田。ということで、打ち合いはランダエダにとって非常に不利、です。
パワー勝負になったらさすがに亀田の方が上だろうな、と。

ただ亀田はいかにも攻防分離、責める時はいいけど守勢に回ったときにどこまでそこから攻勢に転換できるか、ってな所に不安があります。
不安がある、ってのは、なにしろ今まで一度もそういうシチュエーションになった事がないので、どうなるやらわからん、という事です。
今までの全ての選手は、亀田を守勢に回らせる事無く、ただただ一方的に打たれ、そして負けていました。
ぶっちゃけランダエダもそうなるんだと思うのですが、もし万一減量苦から幾分開放されたであろうランダエダがモノスゴくパワーアップし、また突然変異的に非常なる打たれ強さを突然得てたりすることがあったら、まぁこれはわからんです。
でもおそらくそういう事は無いので、・・・どこからどう見ても亀田が負けることはありえないなぁ。

もひとつ、なんだか超ビッグマッチになってしまってるこの試合、若き亀田には相当のプレッシャーになるのでは?という懸念もあります。
まぁそれもあるかもしれませぬ。
が、今までも亀田は相当なこの手のプレッシャーの中での試合が多かったと思うので、その辺は大丈夫かな、と思う。

要するに、亀田の負ける要素が殆ど無いぞ、と。

・・・しかし、両選手における技術論が「どうでもいい話」になっちゃう試合ってのはそうそう無いですよ。
この試合はそういう意味で稀有な試合です。
ただただ、協栄ジムの政治力及びマッチメーク力の高さに感嘆するばかりです。

亀田がまず体負けすることの無く、ぶっちゃけ選手としての全盛期も過ぎ、新井田戦etcで日本人にもその名が多少通っている・・・ここでランダエダに白羽の矢を立てた協栄ジムってホントスゴイなぁ、と。
こないだのサマン・ソーチャトロンや、アランブレッド戦の時もそう思いました。
 
 
・・・数時間後にゴングです。

6~8Rに、亀田がTKO勝ち。

この予想、どうかな。ズバリだと思うんですけどね。

投稿者 kome3 : 04:01 | コメント (0)

2006年06月14日

観なきゃいいのだよ(加筆修整)。

当サイト管理人の知らない間に、サッカー・ワールドカップ(以下WC)が始まり、いつのまにか日本VSオーストラリア?戦が行われ、あろうことか我が日本は負けてしまったそうです。
スコアは知りませんが、なんか逆転負けだったとのこと。
でもって、さっそく監督批判だとかが喧しいここ数日だそうで。

・・・ついこないだまで、WCなど遠い夢物語で、行けるだけでメッケモノだったなどとは信じられないこの要求の深化、です。
その、批判の矢面に立っている監督とは誰かと思ったら・・・日本代表チームの監督って、あのジーコなんですねぇ。
ジーコのやることにモンク言えるほど日本サッカーはエラくなったのか?・・・いや、ホントによくわからないのですが、とにかく、ここ数日は、仕事でもそれ以外でも、頂くメールetcには必ず
「残念(な試合結果)でしたね・・・」
という意のコメントが付随しております。

残念って言えば、負けたんだからまぁ残念なわけですが、今回で日本は3大会連続のWC出場、・・・いいじゃないですか、あれほど「悲願」だったWCに出れているんですから。
 
 
ところで、先日・・・ってもう結構経ちますが、弊社で http://www.oceanlife.co.jp/johba/dvd/ こういう作品の撮影・編集・DVDオーサリングを承りました。
観て頂ければ御分かりの通り、馬術競技のDVD×2編です。
でもって、さらに、
http://www.horse.tv/
こんなサイトの制作、及びこの中で配信されている情報番組の撮影etc制作を承っております。
乗馬、馬術競技に関する総合情報サイトです。

こういうお仕事を経て、当サイト管理人もずいぶんこの業界には詳しくなりました。
と同時に、・・・いやはや、乗馬・馬術というのは、非常に面白いものだ、と。

さて、世界的な、いわゆる大メジャーであるサッカー競技に比べて、こと我が国においてこの「馬術競技」は、ハッキリ言ってそれほどメジャーな位置付けには無い・・・ありていに言ってマイナーな部類のスポーツ競技であります。
それでも、一年を通して、「馬場馬術」や「障害馬術」などといった競技の大会は活発に行われておりまして、特に年末時期のグランプリ大会などはそれなりの盛り上がりを見せたりしています。
昨年のそのもようがhttp://www.oceanlife.co.jp/johba/dvd/これだったりするわけですが、いやはやさすがに全日本トップクラスの選手の演技はスゴいですよ。馬場馬術の華麗さ、障害馬術のスピード感と、それぞれに共通して言える「目に見えない部分での高等テクニック」の妙。

・・・しかしながら、それほどスゴいにも関わらず、この選手達はあまりにも「選手」としては不遇です。
馬場馬術のある選手は、全日本グランプリを10連覇=10年連続優勝してたりするにも関わらず、オリンピック出場選考の遡上にも積極的には上がらずにいますし、障害馬術の方も、昨年の優勝選手は弊社の取材がほぼ初めての映像メディアへの接触だった由。
このことは、単に現状の日本のレベルが、世界的に、相対的にそう高くないという事もその理由だったりするのでしょうが、当サイト管理人の初見・私見ですが、実はもっとアホみたいに単純な部分にその理由があるような気がします。
すなわち、単にメジャーでないから、みたいな。

我が国のスポーツ競技先般に言えると思うのですが、そのスポーツ競技が国内において「メジャー」か「マイナー」であるか、人気競技になり得るか、という基準は、
 ・国際的に通用するレベルの高さがある
 ・観て、面白い
という部分とは、必ずしも関係しない、と言えようかと。

例えば、PRIDEやDEEPS、UFCなどで知られる、いわゆる「総合格闘技」。
当サイト管理人は先日「PRIDE30」をさいたまスーパーアリーナくんだりまで行って観てきましたが、ありていに言ってチーとも面白くなかった。
席が2階席で、リングからかなり遠かったから、というのも理由です。寝技での細かい攻防などがその魅力の大きな要素のひとつだったりするわけなので、遠くから見てたんじゃその面白さは半減も半減。単に遠くの方でハダカの男がダンゴ状態でいるってだけの状況をひたすら目を凝らして見つづける、といった状態を数時間に渡って強要された、という次第でした。
要するにこの競技は、オオバコでの興行には向いてない…小規模のホールでないと競技そのものの理解が出来ない…またそれであっても席の角度及び試合展開によっては、いつまでも選手のおケツばかり観せられる、なんてこともありうるわけで、そんな競技が老若男女を広く巻き込んでの「メジャー競技」「人気コンテンツ」になってるってのは、ホントはかなりオカシな事だと思うのです。

もしくは、同じ格闘技で、K1。
これは、人前で披露するには、いくらなんでも技術レベルが低すぎるように思われます。
このことについては今までにも何度か書いてるので割愛。

格闘技が続きましたが、ぶっちゃけ、サッカーも同様なような気がします。
この「スポーツ競技」は、ホントは日本人のマインドには合わないような気がします。

・・・で、ではなんでこれらが「メジャー」になっているのか。
まぁ要するに、メディアによって、ある意味無理やり「メジャー」にまで持ち上げてるわけですね。
逆に言うと、メディアがある競技に対して、メジャーにするかしないかの判断基準というのは、必ずしも上記した
 ・国際的に通用するレベルの高さがある
 ・観て、面白い
という要素とは関係しないんだ、と。


でもですね、やっぱし、ホントに面白いものがメジャーになるべきだと思うんですけどね。

・・・ここでは3競技を挙げましたが、そういう意味で、これらより馬術競技の方が面白いです。ハッキリ言って。
http://www.horse.tv/ここで乗馬や馬術競技に関する毎月30分番組を放送してますので、それを観れば一目瞭然です。
 
 
 
・・・なんだかグダグダですが、要するに何が言いたいかというと、サッカーもいいけど、馬術競技も面白いですよ、と。
そうそう、WCなど観なければ、日本チーム敗戦を受けてのストレスなどもなくなります。

投稿者 kome3 : 17:16

2006年04月26日

涙でモニターが見えない。

 
 
http://www.pandoratv.jp/10332/844
 
 

投稿者 kome3 : 00:41 | コメント (0)

2006年01月05日

ボクシングネタが続く。

大晦日に、ハッキリ言ってロクでもない「格闘技」をシコタマ見せられ(いや、だったら見なきゃいいんだけども)、さらにこの1月4日の某ドーム球場での某格闘技興行上においてさらに輪をかけてロクでもないウワサが飛び交ってたりするのを知っちゃったせいで、なんだか格闘競技に対する不信感みたいなものが芽生えてしまっております。
こんなときは、「ロクでもなく」ない無い格闘競技を観るに限る!というわけで、大昔にエアチェックしたビデオを引っ張り出しました。

まずはハーンズの逮捕(1/4付当サイト記事参照)の報をきっかけに、レナードVSハーンズ戦…いや、これはホントにスバラしい。もはや芸術です。
ハーンズは190cmくらいある、ありていに言って「巨人」(ヘビー級のタイソンより高い!)なのですが、そのスピードはもはやフライ級レベル。
しかも身長以上あるリーチを利したパンチが、上下左右からボコボコ飛んで来る。しかもしかもどのパンチもシャレにならないくらい強い!…「石のコブシ」と呼ばれたハードパンチャーであるデュランとの戦いを経てきているレナードの表情が恐怖に歪んでいますよ。ビデオをお持ちの皆さんは、いま一度じっくりご覧下さい。

ちなみに上記「上下左右」の「上」がいわゆるチョッピング・ライト、「下」がフリッカー・ジャブだったりします。

ボクシングの連打・コンビネーションブローの基本形は、左ジャブー右ストレート・左フック、というものです。今はもうこういう古風な定型はそれほど重視されてないような気もしますが、いちおうこういう基本形があることはあるはず。
この場合の3種のパンチは、基本的に全て地面と水平な軌道上で打たれます。
これに対してハーンズの(レナードもそうですが)「連打」は、下から突き上げる「フリッカー・ジャブ」が来たかと思えば、自分の肩越しにチョッピング・ライトが打ち下ろされる、といった具合に、まさに上下左右、縦横無尽に、しかも極めて正確に飛んできます。
こんなに対戦相手にとってオソロしいことは無いはずです。

この「上下左右」で思い出すのが、リカルド・ロペス。
最軽量級のストロー級(今はミニマム級と呼称するらしい)の王者です。
私の好きな大橋秀行を5RでKOして戴冠、その後22回それを防衛し、結局無配のまま引退した、という、夢のようなチャンプでした。

大橋も、所属のヨネクラジム会長によれば「150年に一人」の天才ボクサーなはずなのですが、ロペスにはハッキリ言って残念ながら歯が立ちませんでした(それでも、あのロペスに強打をクリーンヒットさせ、一度はグラつかせたんだからやっぱし大橋はスゴい)。
私の記憶が確かならば、大橋からタイトルを強奪した試合、そのフィニッシュは左~右のストレート2連打だったはず。
正確に言うと、左はロングの左アッパーで、右はかなり大胆な打ちおろしの右ストレートでした。
…そもそもサウスポーでもない選手による「ロング(遠距離から)の左アッパー」など、そうそう観られるもんじゃないのでよく覚えてます。
で、それに間髪入らずに、叩き潰すような右ストレートが続く…確か後楽園ホールでの試合だったと思うのですが、会場が静まり返ってたように記憶してます。

ボクシング会場が試合中・後に静まり返ってしまう理由には、いくつか類型を見出せます。
 1・ヒマな試合の場合(これが圧倒的に多い)
 2・良い意味で“ああ、こりゃモノが違う!”という場面
    (ワレワレはスゴい選手を生で観ることができている!という喜びによる)
 3・良い意味で“ああ、こりゃモノが違う!”という場面
    (こんな試合組みやがって!という怒りによる)
などなど。

大橋VSロペス戦の「静まり」は、明らかな「2」でした。
その後ロペスがウルトラスーパーチャンプとして10年近く王座に君臨するのを観るにつけ、
「ああ、オレもあの時、(後楽園)ホールに行けばよかった…」
と、何度思ったことか。

会場の「静まり」で印象的だったのは…これは上記中の「2」の亜流とでもいうべきか…高橋ナオトVS朴鐘弼戦。
これは、高橋ナオトのラストファイトです。

高橋ナオト…当サイト管理人的には「高橋直人」の方がしっくりくるのですが、今里光男を破って日本バンタム王座についた頃の高橋は、若さと才能でキラキラ輝いてました。
巧みなカウンター狙いの技は練習して出来るレベルのものではなかった、と思います。

高橋といえば、なにしろVSマーク堀越戦。
これはおそらく、全ての日本タイトルマッチの中でも確実にベスト10に入る名勝負なはずです。
ダウンの応酬の末に逆転KO勝ち、という、老若男女誰が見ても「堪能」できる、ホントに名勝負だったのですが、今思うと、ああいう試合たちが高橋の選手寿命を縮めてしまったんだな、と。
VS朴鐘弼戦はそんな高橋の、VSノリ・ジョッキージム戦の敗北からの再起第2戦でした。

このノリ戦、第一戦は大逆転KO勝ちで、そんな試合内容に不満な高橋陣営がわざわざ組んだ「雪辱戦」だったのですが、ここでは高橋は判定で惨敗。
捲土重来を期しての再起第2戦目だったわけです。

・・・が、結果は、いいところなく、というか、観るも無残なKO負け。
タンカで退場する高橋を見送る会場は、それこそ葬式のようにシーンと静まり返っていました。


・・・まだ続く、ような気がする。

投稿者 kome3 : 22:23 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月04日

年始らしくボクシングネタ。

元日にちょっとだけ、“モーターシティ・コブラ”もしくは“マシンガンを持った哲学者”こと、トーマス“ヒットマン”ハーンズのことを書きましたが、なんと新年早々ハーンズ逮捕の報が入ってきました。

以下は、例によって日刊スポーツよりの引用です。

元5階級王者ハーンズ、家庭内暴力で逮捕
 80年代に世界5階級を制覇したトーマス・ハーンズ(47=米国)が家庭内暴力で逮捕されていたことが3日、明らかになった。1日夜、デトロイト市内の自宅で13歳の息子を殴り、けがをさせた。夫人の通報で警察が駆けつけ、逮捕したという。ミシガン州の法律では家庭内暴力でも逮捕される。ハーンズは80年に世界ボクシング協会(WBA)ウエルター級王座を獲得した後、5階級を制覇。昨年7月には、5年ぶりの復帰戦で勝利を挙げた。

・・・リング外では非常な紳士である、というのが専らの評判だったので、今回の逮捕は少々意外に思えました。

しかし、あのハーンズにキれられ、その末に殴られる際の恐怖はいかばかりだったろうか。もはや想像に余りあります。
現役時代(実は今も現役らしいのですが)のハーンズは、“ステアリング”と言って、試合前の「にらみつけ」時のオッカなさには定評がありました。
試合開始ゴング直前、レフェリーが両選手をリング中央に呼び寄せ、試合進行上の注意事項説明を(ほぼ形骸的に)行っているその際の「にらみつけ」です。
あれで大抵の選手はビビってしまい、この時点でもはや勝負あり、というケースが多かったようです。
あのホセ“ピピノ”クエバスもその“ステアリング”犠牲者の一人だったようで、世界ウェルター級でほぼ無敵、「絶対王者」だったにも関わらず、当時新進のハーンズには手も無くヒネられ、あえなく2RKO負けでした。

ハーンズは我が子をどんな殴り方したのだろうか。
エマニュエル・ステュワート直伝(?)のフリッカージャブか、チョッピング・ライトか。

当サイト管理人がこのフリッカージャブというものを初めてみたのが、ハーンズVSシュガー・レイ・レナード戦…正確には、テレビ東京でこの試合を中継する前にその前フリとして流していた、ハーンズVSランディ・シールズだったかパブロ・バエス戦でした。
内容はもう詳しく記憶しておりませんが、この手の煽りVTR独特の誇張編集だった事を割り引いても、いやはやトンでもないスピード&ハードパンチっぷりでした。

当サイト管理人は、このハーンズや、日本人選手だと大橋秀行、坂本孝雄、杉谷満といった、剛直なイメージのあるハードパンチャーが好きだったので、上記のVSレナード戦でも、どうかレナードを負かしてくれまいか、と念じつつ、正座してTVに向かったものです。
しかしながら、結果はハーンズの敗北。14Rにレナードのドトーの連打でTKOされるまではほぼ完封していた(と思う…!)だけに惜しい敗退でした。

このレナードVSハーンズ戦(第一戦)は、当時…’80年代を代表する「世紀の一戦」でした。
鳴り物入りでプロ入りし、R・デュランに不覚を取った一戦を除き連戦連勝、ハーンズ戦までに世界ウェルター級・世界J・ミドル級を既に征しているレナードと、ブルース・カリー、センサク・ムアンスリン、アンヘル・エスパダ、エディ・ガソ(日本の工藤政志と対戦・負けた選手でもある)といった元王者たちをことごとく
一蹴…ホントに軽々と一蹴し、無敵王者だったホセ・ピピノ・クエバスもほぼその流れで一蹴し戴冠、圧倒的な強さを見せ付けて上り詰めてきたハーンズとが相対したこの一戦は、掛け値なしの世紀の一戦、スーパーファイトでした。

・・・と、ここまで書いて気付きましたが、この試合については他にもモノスゴク沢山の方が書いておられるので、ここではもう書かない。
ひとつだけ・・・このスーパーファイトの8年後に、なんだか唐突に行われたレナードVSハーンズVol.2は、いろんな意味で非常にダメな試合でした。
そんなにまでしてアメリカボクシング界はレナードを「ヒーロー」にしたいのか?という感じで。

長くなりそうなので、続きは改めて。

投稿者 kome3 : 18:29 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月01日

年に一度のTVを観る日

ボクシングの選手は、そのキャリアスタート時の体重・階級が、その後のキャリアにおけるファイトスタイルに大きな影響を及ぼすのだそうです。少なくともそういう傾向が多く見られる、と。
かつてトーマス“ヒットマン”ハーンズが、なにゆえにウェルター~L・ヘビーという中~重量級でありながら、攻・防の双方においてフライ級選手もビックリみたいなスピードを晩年に至るまで持ち続けられたかというと、彼のキャリアスタートはそのフライ級からだったんですね。もちろん当時はアマチュア…というか少年ボクシング教室みたいな環境だったようですが。
もちろんその後の精進etcもあっての事なわけですが、なにしろ彼はキャリアスタート当初のリズム・スピードのイメージのまま、つい最近までの現役生活を送ることが出来たわけです。

対レナード戦Vol.1…これはほぼ終始レナードを圧倒していたわけですが、あの試合、
また、ホントに殺しちゃうんじゃないか?と思わせた対R・デュラン戦、
また、当時世界ウェルター級の「絶対王者」だったホセ・ピピノ・クエバスを一蹴、軽く屠った一戦、
・・・どの試合も、そのハードパンチ同様、なにしろとても同じ人類とは思えないスピードで我々を堪能させてくれました。

大東旭という選手は、かつて世界フェザー、J・ライト級王座に挑戦したことのあるある竹田益朗選手と対戦歴があったりするように、中軽量級から順次ウエートを上げていった、日本人重量級としては少々珍しいキャリア進行の選手でした。
ですので、他の同階級の選手に比べると非常にスピードやキレのある、日本人選手的感覚としては「スピード豊かな好選手」でした。実際世界ランクにもながいこと入り、日本王座も10回防衛(して返上)、またその後東洋王座にもつくクレイジー・キム選手にも勝ってたりなど、リッパな戦跡を残しています。

でもって、昨日の…これはK1?「ダイナマイト」というのはK1とは区別されるものなのか?…なにしろ2005年大晦日に、彼はなにをしていたか。

結論からいうと、相次ぐ選手の欠場で目玉不足にアセったK1からの急なオファーで担ぎ出された魔裟斗選手のテイのいい負け役を演じておりました。
10日前に参戦オファーが来て、その後8kgだかの減量を敢行して出場し、試合では魔裟斗選手のローキックをほぼ為すすべなくもらい続け、あげくに3度のダウンの末にKO負け。
・・・当サイト管理人としては、大東に、亀田に負けたサマンやアランブレットと同質の悲しみを見てしまいました。
なにが悲しくて、K1という新興競技で、かつて一流の日本王者であた彼が噛ませ犬を演じなければいけないのか。

その当の試合、なにしろ魔裟斗選手のローをもらいまくりだったわけですが、肝心のパンチ…K1という舞台においてほぼ唯一の武器であり、唯一注目されるべき彼の持ち味であるはずのパンチが、もはや現役王者時代当時のそれとは雲泥の差。キレもなく、打後の体勢は流れ、ただ魔裟斗選手につけいるスキを与えるだけのシロモノになってました。
そうは思いたく無いのですが、「典型的なロートル」としか、今日の試合を観る限り言い様がありませんでした。
ただでさえ調整機関も殆どなく、加えてなにしろ35歳という年齢、またK1転向後間もないという事情を考えると、有る意味これは仕方ないといえば仕方ないわけですが、いや、やはり悲しい。
大東選手には、ぜひ頑張って頂きたいです。

PS.として・・・
・・・こんなことは誰もがわかってることだと思うので、あえてここで言っても詮無い話ではあるのですが、だいたいこのK1とかプライドっていうのは一体ナンなんだ!?
他競技で功成り名をあげ、その後全盛を過ぎて引退し、すでに「後進の指導」だったり「第二の人生」を送ってたりした選手がいきなり出場し、当たり前のように(っていうか当たり前なのですが)生え抜き選手にブザマな姿をさらして負ける・・・こういうことが毎年大晦日の度に繰り返されるっていうのは、全くもって異常なことのように思います。昨日もアケボノ選手は負けました。
こういうことを続けてると本来の競技が痩せてしまい、長続きするモノもしなくなってしまうはずなのですが、その辺はおそらく各主催側も承知の上で、とにかく様々な「数字」を稼げるうちに稼いでしまおう、ってハラなんでしょうね。昨日はとうとう格闘技畑以外からの参加選手が2名もいましたよ。なりふり構わないというか、エゲツないというか。


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2005年11月27日

予想が微妙に外れた。

WBA世界フライ8位の亀田興毅(19=協栄)が、WBA世界ミニマム級前王者ノエル・アランブレット(31=ベネズエラ)7回終了TKOで下しました。
7回終了・・・当サイト管理人の予想は微妙に外れてしまいました。
外れた理由は、アランブレットの「昔取ったキネヅカ」的テクニックが予想以上に冴えていた、というこです。
これでもうちょっとマトモに調整してきてくれてれば、ハッキリ言って亀田に勝ち目は無かったように思います。
・・・が、そういうアランブレットでなかったからこそ、この試合が組まれた、とも言えます。

ぶっちゃけ、この亀田戦、アランブレットにはなんのメリットも無い試合です。
燦然と輝く実績を持つアランブレットにとって、ここで亀田と対戦し、勝ったところで今後のビジョンになんの変化も有りえないわけで。

前々からここで書いてますが、亀田のキャリア、特にその今回も含めた対戦相手にどんな「問題」があろうとも、それは亀田本人には全く責任の無い事で、彼は与えられた仕事をひとつひとつ忠実にこなすべく相応の努力をし、そして期待されるレベルの結果を確実に出してきた・・・これは評価されていいし、されるべきだと思います。
今回も、あのファイトスタイルのアランブレットに対し、19歳のグリーンボーイ(といって差し支えないと思う)としては充分すぎるほどの戦い振りでした。並の選手では、5ラウンドでイヤになっちゃってたように思う。
加えて、さいたまスーパーアリーナというデカいハコで、しかも地上波で中継放送付きという設定。これは非常なプレッシャーだったろうと思います。
そんな中、彼は立派に戦い、そしてとりまき連中から望まれていた結果もキチンと出したわけで、それだけでも彼は並みの選手ではなかろうと思います。
なにしろ、彼はWBA世界ミニマム級前王者ノエル・アランブレットに7R終了TKOで勝った。
おめでとう亀田・・・本人に対しては純粋にこう言いたい。

・・・まぁそれはとりあえず置いといて、アランブレット。
残念ながら彼も、前々回のサマン・ソー・チャトロン同様、もはや世界戦線クラスの選手では無くなってしまってました。要するにロートル。もはや新井田や星野と対戦したアランブレットでは無かった。
明らかに調整不足でしたが、それでも6Rまである程度亀田をさばききれたのは・・・ああ、これがキャリアというものなんだな、と。
ロクに事前調整してなくても、「昔取ったキネヅカ技術」だけであれだけ出来ちゃうもんなんだな、と思いました。「経験」とはかように大事なものなのであります。

しかし、ボディブローに対する耐久力、これはキャリアのみではいかんともし難いもので、全盛期であれば当たり前に耐えられたはずの正面からのボディがダイレクトにダメージになってしまい、その結果最後は戦意喪失・・・なんとも淋しい限りです。新井田や星野はどう思ったでしょうか。


もひとつ。
亀田、もしかしたら、次戦が世界戦になるかも、とのこと。
当たり前すぎてバカバカしいので言いたくなかったりもしますが、「まだ早い」と。

チャンピオンというものは、「勝ち抜いてきた者」に与えられる称号です。
今の亀田に決定的に足りないのは、この「勝ち抜いてきた」という経験。
アランブレットがあれほどブザマなロートルでありながら、なぜ若き亀田を途中まであしらうことが出来たか。あれこそがキャリア・・・さまざまな対戦相手群から「勝ち抜いてきた」際に身についた経験のなせるワザです。
以前にも書きましたが、例えばジョージ・フォアマン。彼も鳴り物入りでのデビュー後しばらくは、あからさまな「噛ませ犬」相手にKO勝利のレコードばかり重ねていましたが、それでも世界戦前にはそれなりの選手相手に勝利し、タイトルコンテンダーとしてのコンセンサスを得てました。
またキャラが似てる(とよく言われてる)辰吉丈一郎は、日本王者の岡部、バリバリのランカーであるアブラハム・トーレスと対戦し、誰にも疑わせない実績を積み重ねた上での世界挑戦でした。
彼らはそういう相手との戦いを「勝ち抜いて」、その末に世界王座に就いたわけです。

対する亀田は、まだ何者にも勝ち抜いて無い。
今日までの9戦全て、亀田が勝つことにのみ、その意義のある試合でした。

亀田のとりまきの皆さんにしてみれば、とにかく、世界挑戦だけしてくれればいい、みたいな気持ちなんでしょうか。
とりあえず前景気を盛り上げて、世界挑戦試合の視聴率のみ良ければそれでよし、ってな感じなのでしょうか。
もしかしたら、亀田を一番過小評価してるのは、ほかならず亀田取り巻き連なのかもしれません。
辰吉のような「天才」では無いものの、日本国内では少なくとも上位のレベルですよ。ハッキリ言って今の内藤より強いんじゃないか。
真っ当なマッチメイキングも含めてキチンと育てれば、誰しもが納得する世界挑戦者になれる素養はあるように思いました。

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2005年11月26日

また数時間後の試合予想。

WBA世界フライ級8位の亀田興毅(19=協栄)が、今度はさいたまスーパーアリーナというデカい器でもって、数時間後に試合をします。
今度の相手は、ノエル・アランブレット。
星野敬太郎(花形)や新井田豊(横浜光) と対戦暦のある、前WBAミニマム級王者です。

もともと減量苦を抱えていたアランブレットですが、この亀田戦はフライ級契約とのこと。
減量苦からも開放され、さぞかしノビノビしてるかと思いきや、もはや年齢も31歳、ここ数戦は負け越しとのことで・・・ハッキリ言って、またまたまた亀田にとっては「オイシい相手」ってことになります。

まず、軽量級で31歳というのは、一般的には、ちょっと「バリバリ現役」というのをはばかれる年齢です。重量級ならいざ知らず。
加えて、アランブレットのような、テクニシャンであり足を使うアウトボクサーというのは、衰えも早いです。
かつて華麗なアウトボクサーだった選手が、ロートル化してファイタータイプに変身、というのは良くある例です。

また、ここ数戦は負け越し、という事から考えて、おそらく世界戦線はおろか現役続行へのモチベーションも希薄だろうと思われます。

そんなわけで、今回の予想。

亀田の前半・・・おそらく3R以内のKO勝ち。

・・・星野や新井田戦のアランブレットであれば、K-1やプライドでは味わえない、ボクシングならではのある意味面白い試合になったろうと思うんですけどね。
サパタvs友利の第一戦(古い)みたいになったりするような気がするんですけどね。
どうなんですかね。
サマン戦みたいになっちゃう気がしますね。

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2005年08月21日

予言的中して亀田が勝ちました。

亀田3回TKO新王者/ボクシング
<ボクシング:東洋太平洋フライ級タイトルマッチ12回戦>◇21日◇横浜文化体育館
 日本ボクシング界期待の新星、「浪速の闘拳」亀田興毅(18=協栄)が王者ワンミーチョーク・シンワンチャー(28=タイ)に3回TKO勝ちして王座を奪取した。

そんなわけで、亀田が勝利、3RTKOという見事な勝ちっぷりでした。

韓国のボクシング界は、一時よりマシとはいえ以前壊滅的な状況だそうで、東洋太平洋の王者も現在ただひとり。当サイト管理人が一番よく知ってる時代にはほぼ全階級が韓国人王者だったことを考えると隔世の感があります。
東洋太平洋(OPBF)加盟国の中でも一大勢力だった韓国が没落したことで、OPBFそのものの全体レベルが低下しているのかもしれません。
でなければ、あのレベルの選手がチャンピオンになれてるハズがない、と。
昨日というか今朝方も書きましたが、あのチャンプ、ワンミーチョーク・シンワンチャーというのは一体ナニモノなんでしょうか。

亀田選手は非常に立派に、よく戦いました。
1R、最初のダウンを奪った左ショートは実にきれいなカウンターでした。
その後も実に冷静に、あせらず慌てずよく攻めました。
で、3RTKO勝ち。これはなんら責められるべきものではなく、亀田は立派なOPBFフライ級新王者です。
また、まだまだこれから伸びるであろう才能を感じました。

しかし、こういうマッチメイクで、本当に良いのか?
ここで東洋太平洋王座を与えることが、本当に亀田にとってプラスなのだろうか?

ボクサーの育成方法には幾通りもルーチンがありまして、確かに亀田のようにキャリアスタート時にいわゆる「噛ませ犬」と対戦させつづけるというやり方もあることはあります。
かのジョージ・フォアマンも、キャリア当初はそういう類の試合を重ね、満を持してフレージャー戦に臨んでいます。

だから、亀田も、これでいいのかも知れません。
要は、世界チャンプになればいいんです。さすれば、それまでの過程が如何様であろうとも全て肯定されます。

亀田はこれで8戦8勝(7KO)無敗。
ただ、なにしろ相手が相手なので、決して8戦分のキャリアは積まれていません。
例えば今日の試合でも、殆ど打たれなかったので、打たれた時の対処などを確認することは出来ませんでした。
これから、経歴にキズがつかないように苦心しつつマチメイクがなされ、少しづつ上記の様な「キャリア」が積まれていくことになるかと思います。
その道程において躓くことなく、どうか順調に成長していって欲しいと思います。

ゆめゆめ、ちょっと予想外に強い相手と対戦し、(勝敗に関係なく)ブザマな試合っぷりを見せてしまったりすることの無いよう。
タダでさえお茶の間の信用の無いプロホクシング界ですから、ここで亀田が妙な試合でもしちゃったら、「なーんだ、やっぱし単なる話題づくりのみの選手だったんだなぁ」引いては「ま、ボクシングなんてそんなもんだ」みたいなことになって、100年に及ぶ日本プロボクシングの歴史に終止符がついてしまいます。
信用を失ったコンテンツは、現代日本においては、速攻切られてしまいます。

投稿者 kome3 : 17:54 | コメント (0) | トラックバック

数時間後の事柄に関する予言

今日・・・数時間後に、あの亀田が東洋太平洋王座に挑戦します。

常識的に考えて、あからさまないわゆる「噛ませ犬」としか対戦経験の無い若者に、タイトルマッチ、それも東洋太平洋王座をかけてのタイトル戦をさせるというのは、愚の骨頂というかファンに対する愚弄というか、なにしろあまりよろしくない事ではあります。

先日よりの繰り返しになりますが、亀田選手本人にはなんの罪も無い。彼は自らの役割を誠実にこなそうとしているだけで、またその誠実さの度合いは、とても(彼が幾分か演じているような)DQNな若者に履行できるレベルのものではない、非常に険しく厳しい課題なはずです。
彼は非常に、生真面目にボクサーとしての努力をしています。それは体つきでわかります。

よろしくないのは、彼をこういう形で祭り上げる大人たちです・・・って、これは先日もしつこく書きましたので以降割愛、省略。

で、あと数時間後に迫った彼の東洋太平戦ですが、おそらく、彼、亀田の勝利です。
それも高い確率でKO勝ちでしょう。

このタイトル戦、TVで全国放送されるそうです。
タイトル戦ではありますが、噛ませ犬としか対戦経験の無いグリーンボーイの試合としては異例中の異例でしょう。亀田の全国的な「売り出し」の本格的なスタートなわけです。

こういう試合で、亀田は絶対に負けません。少なくとも、亀田にとって「みっともない結果」には絶対になりません。
選手本人たちの実力の如何以前に、それが「興行」というもので、もっというとこういうときに絶対に勝てる試合しかさせない・組まないのが、「優秀な興行主」というものです。
今回の試合の興行主は、日本でもトップクラスにそれが上手な組織です。

しかし、これは余談で、また今に始まったことでも無いのですが、A選手とB選手が対戦する、という場合において、その試合の興行主はほぼ間違いなくAもしくはB選手の所属するジムである、というのは、悪癖としか言い様がありません。
興行主は、せめてタテマエだけでも中立の組織であって欲しい、と思いますがいかがなもんか。

さらに言うと、おそらく今でもそうだと思うのですが、例えば世界タイトルマッチが開催されるとすると、大抵の場合、その試合の興行主はチャンピオン側の組織で、レフェリーやジャッジもチャンプ側の指名で決められる。
慣習的にこうなってるようですが、かなり非常識な慣習のように思います。


なにしろ、今日の試合は亀田の序盤~中盤のKO勝ち、これが本命線。
もしかしたら結構もつれて判定まで行って亀田の勝ち、で、「試練の勝利」~「よくガンバったぞ亀田」みたいな形になるのかな、と。

それにしても、なんで亀田が東洋ランクインできちゃってるんだろうか?
あと、このタイ人の王者は一体なにもんなんだろうか?

投稿者 kome3 : 04:21 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月12日

マジで!?

なんで!?林由美香が亡くなったばっかりで、今度は橋本も!?そんなバカな!
破壊王は自分以外のナニモノかを破壊し、それによって新たなナニモノかを創造するから「王」なのであって、自分が死んじゃったら…しかも40歳ってのはいくらなんでも早い、早すぎるよ。

最近めっきりプロレスがダメになって久しいですが、今度三沢・川田戦が実現し、さあ残る切り札@プロレス界は「三銃士」だ、という、そんな矢先の訃報。もうプロレスは黙って衰退するしか無いかもしれない。

これから橋本が活躍できるお膳立てはいくらでもあったはず。コマ不足、魅力的なカード不足、そしてなにより「説得力」不足のプロレス界」において、橋本は貴重なパイだったはずです。
爆勝宣言(テーマ曲です。)がかかれば、そこが国技館だろうが武道館だろうがドームだろうが、いつでも橋本のためだけの桧舞台になりました。

また、ヘンなアレですが、負けっぷりがよかった。
高山と同じくらい、負けが絵になる選手でした。
小川に負け、天龍に負け、でも、「負け」にも説得力がありました。どん底にまで落ちても橋本はきっと這い上がってくる、と、そういう説得力がありました。
これはスポコン的な、やつはきっと這い上がってくる、がんばれ!みたいな意味ではなく、小川や天龍や、誰に負けたとしても、強いってことは事実で、そんな強い橋本に勝ったやつらはスゲェなあ、でも次やったら橋本だろうな、というような、有る意味信頼感があるのでした。
事実、今までそうしてたんで、今回ZERO-ONEがつぶれたり、肩の大手術で長期ブランク作っちゃったりしてても、きっと「爆勝宣言」とともに橋本は帰ってくる、と、そう思ってました。っていうか、そう信じきってました。それがあたりまえ、と。橋本はそういう選手だ、と。

つい先日、スポーツ誌に「橋本復帰間近」みたいな記事が出てましたので、おお、いよいよ帰ってくるのか、と、なんの疑念も無く思ってましたら、今回の訃報。最後の最後であっちゃいけないドンデンがえしをくらってしまった。
脳幹出血。なんですかそりゃ。橋本が病んでるのは肩と膝であって、頭がどうとかいうハナシは聞いてません。いきなり「逝去、死因は脳幹出血」といわれて…突きつけられて、ああそうですか、と誰が納得できようか。
なにも死ぬこたぁ無いよ。そんなバカな。
三銃士興行があるかも、で、その前に長州とやんなきゃいけないはずでしょ?
ハッスルにも出なきゃいけない。ハッスルキングなんですから。

三銃士がそろう姿は、もう見られないんですね。
これから、プロレスはどうなっちゃうんでしょうか。

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2005年07月06日

貴乃花よ・・・。

年齢は私の方がゼンゼン上ですが、貴乃花は尊敬するスポーツ選手の一人なので、今回のわけわからん「騒動」はとりあえず残念です。
晩節を汚す、とは正にこのこと也、か。我が事務所件住居には地上波放送を受信できるテレビは無いので、具体的に彼が何を言ってるのか、またどんなヘアスタイルなのかなどは、専ら各種サイトから知るしか無い状態なのですが、なんだかあちこちの番組に出まくって、あれこれ喋るまくってるとか。
現役時代、あれほど寡黙だった名横綱、変われば変わるもんです。

ただ、彼にいわゆる一般常識だとか、「普通」さを求めるのは、これはこれで少々酷なような気もします。
大相撲の世界で横綱にまで上り詰めるということは決して「普通」のことではないのでありまして、で、彼はその「普通じゃ無いこと」を目指し、それを実現した、という、極めて「普通じゃ無い」人だから、です。
つまり、良い意味において彼はトンでもなく異常な人なので、ワレワレのような何のヘンテツも無いフツー人間の世界のモノサシにあてはめてはいけない、と。

さらに言うと、大相撲界は各力士等に等しく、「トンでもなく異常な人」であれ、と言ってるわけですので、もはやあの世界に一般常識などが通用するはずも無い、とも思う。
今回の「騒動」は、そんな異常な世界の中のデキゴトですので、ワレワレがどうこう言うような話では全くないと思うのです。

っていうか、そもそも他人の家、家庭の遺産云々の話など、オトナであるワレワレは華麗にスルーしなければいけません。
もっと言うと「マスコミ」であるテレビ局は、こんなことを取り上げるべきではない。こんなことで番組を仕立ててはいけません。
「マスメディア」とは、こんなことのために存在するものではないはず。半分本気でワタシは、この手の番組を作ってるヤカラはタイホされてしかるべきだと思ってます。

他人の家の遺産相続がどうしたこうした言ってる間に、衆議院で郵政法案が可決され、この件に反対した副大臣ら4人が罷免されたりし、沖縄ではまたまたまた米兵がウチナンチューの少女にワイセツ行為を働き、そんな最中に沖縄県内の米軍基地ではアタリマエに独立記念日懇親会なんてのが行われ、県内各市の長が招待され、はて行ったもんか辞退したもんか、と、微妙な問題が起こってたりします。
クドいようですが他人の家の遺産相続がどうしたこうしたってことよりも、マスメディアとしてはこっち、こっちの方が一億倍重要なコンテンツであるはず・・・でしょ?

それはともかく、繰り返しますが貴乃花はワタシの尊敬するスポーツ選手の一人です。
なにより寡黙なのが良かった。彼の寡黙さには、なんというか、神秘性というか、えもいわれぬ空気がありました。
勝った・負けた、に、「言い訳」は無用・・・その結果が全てだ、みたいな封建的な美意識もあったでしょうが、それよりも、現役時代の彼のもつ「勝負」感は、言葉で言い表せるような浅薄なものでは無かったのではないか、と思います。
「弱かったから負けた、それだけです」と、よく言ってましたが、これはポーズではなく、正に本音中の本音だったように思います。
言葉にすると、それしか言い様が無い、と。

「勝」と「負」しかない、シンプルすぎる世界の中、それらを真正面から受け止め、突き詰めると、その精神は形而上的な世界にまで飛んでしまうのかもしれません。
逆に、そこまで自分を追い込んでいったからこそ、彼は頂点に上り詰めることが出来た、とも言えるでしょう。
パワーでも、テクニックでもなく、「精神」で成った横綱、だと思うのです。

引退して、今、テレビでペラペラと有る意味露悪的になんでもかんでも喋りまくってるみたいですが、一芸・一道においてオノレを究極にまで追い込んだことのある人にとって、喜怒哀楽、恐れ、恥などは、大した意味を持たないのかも知れません。
もはやこの世に拘泥する物事など何もなし、という感じなのではなかろうか。

投稿者 kome3 : 02:39 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月22日

国辱。

こんなに悲しい話もそうそうありません。以下また例によって日刊スポーツ紙面よりの引用。

<ボクシング:フライ級10回戦>◇20日◇東京・後楽園ホール
 「浪速の闘拳」亀田興毅(18=協栄)が、移籍初戦を179秒KOで飾った。元WBC世界ライトフライ級王者サマン・ソーチャトロン(36=タイ)との10回戦。亀田は1回に右ボディーで2度のダウン、最後は左フックで3度目のダウンを奪い、2分59秒KO勝ちした。世界王座10度防衛の相手に圧倒的な攻撃力で、後楽園ホールを満員にしたファンのハートもわしづかみ。デビュー以来無傷7連勝(6KO)で、目指す世界王者へ再スタートを切った。

リング上では179秒で元世界王者を沈めた。前傾姿勢でガードを固め、様子をうかがったのも30秒だけ。「最初のパンチ、ガードの上やったけど全然パンチなかった。あれで勝てると思ったわ」。元王者の衰えた攻撃力を見切り、一気に攻めに転じた。

「今日のデキはよすぎる。4回ぐらいまで行くんが理想やけどな」と父史郎氏(40)はぜいたくな不満を口にした。金平会長も「非常に満足している」とエビス顔。協栄の亀田は、最高の形で第1歩を踏み出した。

・・・あのサマンが、こんな醜態をさらすことになろうとは。

ボクシングファンなら極めて当たり前に知ってることですが、サマンはかつて名チャンプでした。
別格中の別格、「神様」リカルド・ロペスには苦杯を舐めましたが、その後は世界J・フライ級を文字通り制圧、詳しくはhttp://www4.pf-x.net/~iyanbox/career-record/WORLDWBC/WBCLF/saman-sow-jaturong.htmこちらを参照頂きたいのですが、正に世界中の強豪たちを総なめという感じでした。
その対戦相手、当時からのボクシングファンには非常に懐かしい名前が並びます。
ハイメ・アリグインは井岡の噛ませ犬として来日したやつだな、とか、そういえばウンベルト・ゴンザレスに引導を渡したのがサマンだったんだな、とか、細野、八尋、ガンボア、と、日本のジム所属のホープたちにとって非常に高い壁だったな、とか。
・・・そう、皆それ相応の期待を背負ってサマンに挑んだ(中でも八尋はかなり期待されてましたっけ)んですが、皆この小柄で温厚そうな顔立ちのタイ人に歯が立ちませんでした。いやホントに「歯が立たない」って感じでした。

10回の世界王座防衛を果たし引退、しかしその後津波だか地震だかで金銭的に大きな損害を受け、3年ぶりにカムバックし、現在2連敗中。
・・・亀田と対戦したサマンは、もはや往時のサマンではありませんでした。
あの鬼神のように強く、日本の期待を背負って立ったホープたちの前に何度となく立ちふさがった、あのサマン・ソーチャトロンはそこにはいませんでした。
いたのは、「昔強いボクサーだったタイ人のおじさん」でした。


今回、ここでワタシが何を言いたいかというと、このマッチメイクはどうなんだ!?という、そこのところに尽きます。
亀田の、この試合までの計6戦、相手は全てタイ人でした。
それも、一説(かなり信憑性の高い「一説」)によると、全員一度も勝った事の無い選手らしい。
0勝6敗とかそんな感じのヤツばっかしだそうです。
で、今回7戦目のサマン(ちなみにサマンもタイ人)は上記したような状況・・・なんだ、マトモな選手は一人もいないじゃありませんか、と。

亀田選手そのものは、確かに素質もあり、その体つきから察するにストイックなトレーニングを真面目にこなしている様子です。
彼が考えなければならないのは、与えられた対戦相手に「勝つ」、そのことのみであるべきで、実際彼はそういうオノレに課せられたボクサーとしての使命に忠実に従いました。

いいんです。リング外で何を言っても、とにかくキミはボクサーとしての義務である「勝つための努力」を十二分にし、どんな対戦相手であろうとも、唯一無二の目的である「勝利」を得ている。
だから、キミはとにかく充分素晴らしいボクサーです。それは、ちゃんと、わかる人がみればわかる事です。誰に恥じる事はない。

恥じなきゃいけないのは、その周りのろくでもないオトナたちです。

まず、こういうマッチメークは、今まで業界を支えてきた、いわゆる「目の肥えたファン」にとって、ドッチラケ以外のナニモノでもありません。
全く勝敗に対するスリルもなく、攻防の技術に対する堪能への期待も無い。

例えグリーンボーイ、4回戦選手の試合であっても、そこには上記したような ボクサーとしての義務である「勝つための努力」を十二分にし、どんな対戦相手であろうとも、唯一無二の目的である「勝利」を真摯に目指すもの同志だからこそのスリルがあります。
また4回戦選手なりの攻防技術を堪能することもできます。
しかし、亀田のこれまでの7戦には、なーんにもありません。
そりゃそうで、苦心して、決してそういうものがあらわれたりしないようなマッチメークを組んでるからです。
亀田がどうやって勝つか、というスリルや面白みさえここにはありません。

名前も知らないタイ人選手との対戦が6戦ほど続き、そろそろちっとは名前の有る選手とやらないとマズいかな、でもここでリスクの少しでもある選手とやるわけにはいかないし・・・誰かいい按配のヤツいない?・・・サマン?ああ、あのサマン?なんか懐かしい名前だねぇ、今なにしてんの?・・・ほー、カムバックしたの。で2連敗中?そりゃいいかもな・・・!
ってな感じで決まったんでしょうね、この試合。
で、亀田はその期待通りに勝つ。
でも、この試合そのものや結果に期待し満足しているのは、ほとんどボクシングを見たこと無いくらいの人や、亀田がとにかく勝ちつづけることによって具体的な利益が得られる立場の人たちだけです。

そういや、亀田自身は、こういう試合が組まれつづけることに、満足しているのでしょうか。
彼は・・・まぁ辰吉と比べちゃ可哀想ですが、少なくとも並以上の才能を持った選手です。
で、生真面目に、ストイックに日々トレーニングしていることは、リング上の彼の体つきをみればわかります。

7試合もやっちゃんたんじゃもう手遅れかもしれませんが、あまりイージーな「試合」ばかり繰り返し、それになれてしまうことは、彼にとって非常に良くないことのように思います。
高橋直人のようにガンガン強豪と連戦しろ、とは言いません。
しかしボクサーにとって、試合そのものから学ぶべきものも多くあるように思います。


・・・それにしても、
「最初のパンチ、ガードの上やったけど全然パンチなかった。あれで勝てると思ったわ」。元王者の衰えた攻撃力を見切り、一気に攻めに転じた。
・・・いや、こんな悲しいことはありません。
世界王座を10度防衛、超軽量級でありながら5連続KO防衛した豪腕が、いまやこんなありさま・・・。

トシは取りたくないものです。
そして、サマンの今後の人生に幸あれ、と。

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2005年01月03日

またまた格闘技について

川嶋勝重、見事防衛に成功しました。以下日刊スポーツの引用。
<WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ>◇3日◇東京・有明コロシアム
 王者の川嶋勝重(30=大橋)が挑戦者のホセ・ナバーロ(23=米国)を2-1の判定で退け、2度目の防衛に成功した。川嶋の戦績は31戦28勝(18KO)3敗。

・・・ナバーロは戦績も良く、川嶋は王者ながら不利の予想も立ってましたが、見事にそれを覆しての勝利でした。
試合序盤で目を切ったこともあり、見た目以上の苦しい試合だったろうと思うのですが、小差での判定勝利はまずは妥当な裁定だったかと思います。

今月出るボクシングマガジン、久々に買ってみようかな、とか思ってます。
で、ちょっと当該誌について調べたりしましたら、なんと!編集長が知り合いでびっくり。

・・・当サイト管理人はいくつかの「マイブーム」を持ってまして、それらがかなり規則正しいサイクルで廻っています。

今は、人生何度目か、数年ぶりの「ボクシング」の時期です。

「何度目か」ということは即ち過去にも「ボクシング」熱発症の時期が何度かあったということなのですが、過去最大の発症は大学時代でした。
最初は極軽い症状だったのですが・・・あれは大学の英語の補修授業中、ワールドボクシング誌を教室で広げてたワタシのもとに、話し掛けてきた人がいたんです。
ボクシング雑誌を見て話し掛けてくる人というのは、例外を除いてほぼボクシングファンであることは間違いないわけですが、その方はそうであるばかりか、なんとジムに通ってらっしゃる、という。
しかも、間もなくプロテストを受験する、などとおっしゃる。
そういう人の出現により、症状は急速に進んだのでした。

その方・・・Hさんとしますが、自宅も我が家の近所で、よく遊びにオジャマしたりしたもんです。
通っておられたジムも近所、ってことで、ジムにも何度か行ったりしました。
会えば当然ながらボクシング談義、また、そこから派生して、いや、色んな話で盛り上がったり、考えたり・・・考えさせられたりしたもんです。

プロテスト受験から、4回戦デビュー、最終的には6回戦に昇格して数戦で引退されたのですが、全ての試合を後楽園ホールまで観に行った(はず)です。
試合前は、試合に向けての心構え・作戦、心境、相手選手のこと、試合後は「あの時のあれはああだった」的な「反省」などなど、話のタネはつきまじ、でした。
そういやボクシングマガジンで紹介されたこともあったですね。「現役の日大芸術学部学生ボクサー」ということで・・・考えたら当時はまだ大学生ボクサーそのものが今より珍しかったのかもしれません。

学年がひとつ上でしたので、私より一足先に卒業され、確か映像制作会社に就職されたのでしたが、請われてボクシングマガジン誌に戦記など寄稿されているうち、いつのまにか記者になられた、ってことは知ってました。その直前くらいまでは、社会人&学生ってことで従前程の密度では無いにしてもお付き合いは続けてましたので。

その後ワタシも卒業・就職しちゃいますと、完全に生活サイクルも違ってしまい、いつのまにか疎遠になって現在に至る、という感じなのですが、いや、ボクシングマガジン誌に今でも関わっておられるどころか、編集長になられてるとは!!!

疎遠になって12、3年は経つのですが、人間、どこでどうなってるかわかんないもんです。
正月も明けましたら連絡してみようかな、などと思うのですが、なにしろワタシは恥ずかしきことのみ多き大学生活でしたので、正直よく覚えてないのですがもしかしたらトンでもない不義理を仕出かした末の「疎遠」である可能性も無くはなく、そんなこんなで二の足を踏んでる今日この頃です。

投稿者 kome3 : 00:26 | コメント (0)

2005年01月02日

格闘技について云々・・・その2・まっすぐ下がらなかった人たち

この正月は・・・ってまだ一日終わっただけですが、当サイト管理人は自宅兼事務所にて極めて普通に仕事しております。
しかしまぁいわゆる平日よりはその内容も希薄でありますので、こうして当Bblogを更新したりすることが出来てる。このことは果たして良い事なのか悪い事なのか。

それはともかく、昨日に続いて「格闘技」に関して、です。


当サイト管理人はいわゆるボクオタ、ボクシング競技を大変好んでおります。かつてホンのチョッピリ自分でもやってみたりしたこともありました。かつて住んでた家の隣がジムだった(12月3日付記事参照)こともあって、なんだか不思議なエニシさえ感じてたりします。

昨日の記事で、最近流行っている各種「格闘技」の、競技としての成熟、といった事に触れました。
触れてるうちに・・・妙な言い方ですが、ボクシング競技の成熟の申し子、あるいは成熟そのもの、といった感じの、かつてワタシがあこがれた優れたボクサーたちのことを思い出しています。

攻め込んでくる相手に対してまっすぐ下がってしまって負けちゃう某競技の選手について書きましたが、まず思い出したのが、ボクシング競技で同様の状況下において「まっすぐ下がらなかった」のみならず、直接そのことによって勝ちを得たりさえしたボクサーたちのこと。
このような場合で、まっすぐ下がっっちゃうか下がらないか、の分水嶺は、テクニックの有無と同時に、いやおそらくはそれ以上に、「勇気」「勇敢であるか否か」というところにあります。そう思う。
つまり、「まっすぐ下がらなかった」彼らは、ボクシングという成熟した競技においてその「成熟」からの芳醇な恵みを享受し、且つそれに応えるだけの大いなる勇気を持った選手達であるわけです。
こういう選手は、少なくともワタシにとって、大いなる尊敬の対象です。

以下は、ワタシが試合会場もしくはTVにて実際に観た選手たちのみに限っております。

■ユーリ・アルバチャコフ
WBC世界フライ級王者。
いわゆるファイタータイプ・・・攻め込んで来て接近戦を好むような大戦相手が多かったように思うのですが、そんなケースでユーリはいつも、
 ・インサイドから右ショートストレート
 ・右側(相手の左側)に回り込んで、相手の左肩越しに右フック(広義における“クロスカウンター”)
という感じで、さながら闘牛士のように相手を翻弄したもんです。
決して下がらない、どころか、むしろ突進してくる相手は大歓迎!って感じでした。向かって来てくれれば、こっちから出て行く手間が省ける、みたいな。
対戦相手からすれば、向かっていけばカウンターの餌食だし、とまってたらビシビシショート連打を狙い撃ちされるし、で、もはやなす術なし、という趣きでした。日本タイトル取った試合などはその典型でしたね。

かつて「毒入りオレンジ」でもって有名になった協栄ジムとなぜかA・猪木との共謀で「ペレストロイカ・ファイト」なる興行が打たれたことがありました。
1990年という時期的にこのネーミングは前時代的なボクシング業界を象徴するベタベタなものでしたが、そこに登場してきた旧ソ連人ボクサーたち(ペレストロイカ軍団と呼ばれてました。やんなっちゃうネーミングであります)、私的に三種に分ける事ができまして
 1.なんだよ、このデクノボウは!的一派
 2.おお!やるなぁコイツは!的一派
 3.!!(言葉にならない)・・・。的一派
でした。
後に世界王座に就くグッシー・ナザロフは「2」、ただ一人ユーリだけが「3」でした。
この日本デビュー戦はアラン田中との試合でしたが、この試合、ユーリがはシャレにならない強さを見せ付けてくれました。
その後トントン拍子に出世街道を駆け上り、当時長期政権を気づいていたタイのムアンチャイ・キティカセムに挑戦。戦前の予想は“ちょっと「危うし」、なんじゃない?”って感じでしたが、8R、粘っていたムアンチャイに「一撃必殺の右」でもって快勝。その後安定政権として9回防衛しました。


■大橋秀行
現在は1月2日現在で世界王座にいる川島勝重選手の所属ジムの会長ですが、見る影もない太りっぷりで思わず生活習慣病を心配してしまいますが、現役時代は最軽量級、J・フライ、ストロー級の、トンでもないハードパンチャーで且つ「名勝負製造機」でした。
このくらいの軽量級だと、ファイトスタイルはどちらかというとフットワーク主体、スピードが身上、という形になる・なりがちなのですが、大橋は当時としても珍しく、ベタ足で相手を迎え撃つカウンターパンチャーでした。
リング中央でひたすら相手とにらみ合い、相手が出てきた時が即ち相手が倒れる時、という感じで、さながら映画「七人の侍」の久蔵のような趣きのあるボクサーでした。
こんなこと書いてもボクオタ諸氏しかわからないですが、ワタシは李在萬、ジョエル・リビレラ、喜友名戦を生で観戦し、その他張第2戦以降の試合を全てTV観戦しましたが、特に生での観戦時、ディフェンスで観客が沸く、という状況を目撃したのは、後にも先にも大橋の試合と川島郭志の試合だけです。
攻め込んでくる相手のパンチをスレスレでかわし、同時に極めて正確なタイミングでカウンターを放つ。

また、張第2戦までの試合では殆どボディブローを打たず、本人も“ボクはボディなど打つつもりなどない”みたいなことを言ってた記憶があるのですが、この試合後ボディ打ちが課題か!?みたいな報道がされたかと思ったら、いつのまにかシャレにならない角度&パワーで左ボディを打つ名ボディパンチャーになってビックリしたもんです。ああ、こういう対応の早さ・飲み込みの速さが天才のなせるワザなんだな、と。

あと、タイのナパ・キャットワンチャイ戦、ナパの左ボディフックを自身の右腕でパリー(払い落とし)し、そのまま同じ腕でナパの左アゴにフックを決め、ナパ、ダウン、という、私的にはやはり後にも先にも見た事がないようなウルトラテクニックが印象に残ってます。ちなみにこれはダウン後のスローモーションプレビューでもって初めて判ったテクニックで、スローでやってくれなかったら普通に、あ、大橋の右フックって強いんだな、くらいで済ましちゃってたかもしれない。それくらい一瞬の間のハイパーテクニックでした。

世界王座には二度就いたんですが、残念ながら二度とも短命王者でした。
特に、二度目に就いた時(だったかな?)の防衛戦で、リカルド・ロペスと戦わなきゃならなかったのは、これはもう不運としか言い様がないです。
ロペスはこの試合、KOで大橋から王座を奪取し、その後22回の防衛を果たすボクシング史上に名を残す名王者となりました。


・・・なんだか2名しか書いてないのにかなり長文になっちゃったので、ここでやめます。
他にもこの競技には、高橋ナオト、ドナルド・カリー、坂本孝雄、トーマス・ハーンズ、マイク・タイソン、カシアス・クレイ、ラリー・ホームズ、杉谷満、カオサイ・ギャラクシーといった・・・なんか国籍etcがメチャクチャですが、とにかくなにしろそういった美しい選手がたくさんいましたし、今もおそらくいるんです。
競技の成熟によって、そのワザの数々が高度になり、その結果チラッと観ただけではそのスゴさがわかりにくく、その結果、特に軽量級の多い我が国においてこの競技はどちらかといえばマイナーな部類の競技になってしまいました。非常に残念です。

投稿者 kome3 : 01:43 | コメント (4)

2005年01月01日

格闘技について云々。

当サイト管理人はTVをほとんど観ないのですが、この大晦日は実に数ヶ月ぶりにTVの前に陣取り、K-1とPRIDEの各試合を観てました。

ちなみになんでTVをほとんど観ないのかというと、簡単なハナシ面白くないからで、あまりにも過剰な、それでいて的外れで、しかも工夫の跡のみられない演出に辟易、という感じなわけです。
が、それでもいわゆる格闘技系の中継番組は比較的観てまして、それは「番組」という作品の内容において、上記したような人為的な演出に拠る部分が比較的少ないから、という理由です。
要するに、TV番組制作者の手による作品は観れたもんじゃないけれども、リングetcに上がる選手達のパフォーマンスは信頼できる、という判断であります。

ですが、この大晦日に各局でやってました格闘技戦は、かなりキツかった。
観なきゃよかったかなぁ、という感じで、この元日を迎えております。

以下、試合そのものに「八百長」が無かった、という前提で書きます。
ケツギメ、片ヤオ云々のウワサもあちこちで飛び交ってるようですが、ワタシ的にはとりあえずリング上の選手はそれぞれのレベルにおいて「真剣勝負」であった、と思ってます。
っていうか、よっぽど実力差が無いと片ヤオ・・・片方の選手のみが手を抜く・・・など出来ないはずだし、ケツギメがあったとしたらもうちょっとドラマチックな展開があってもよさそうなもんだ、と思う次第です。


閑話休題、なぜ「観なきゃよかったかなぁ」と思ったか。


その1。
まずなによりも、マッチメーク、これがあまりにも素人臭いというかなんというか、辟易でした。
大晦日のあの時間帯に放送、ということで、各種格闘技に精通している人、ファン層以外の層にも訴求力の有るカードでなければならない、という事情はわかりますが、なにしろ30kgも体重差のある者同士が「好試合」を行なうことが出来るはずがありません。
名前のある選手を出せばいいってもんじゃありません。体重差etcなどおかまいなし、とにかく○○が出場していれば数字(視聴率含むいろいろ)稼げる・・・こういう発想は、選手に、客に、なによりその競技そのものに対して失礼です。冒涜ですよこれは。
名前がある=実績があるってことは、その競技において実力者であった、ってことです。
格闘技に限らず「試合」というものは、実力者同士が相対するから面白いんです。
その競技における実力者が、実力以外の要素(体重etc)を出来るだけイーブンにして=出来るだけ実力そのもののみで雌雄を決せられるような状況にして戦うからこそ面白いし、感動が生まれるんです。

逆に言うと、あれほど体重差があってもとりあえず試合が出来ちゃうってのは、この「総合格闘技」とかいう競技が、未だ格闘競技として未成熟である、ということの良い証明です。
今回、各選手ともいわゆる「重量級」でしたので、ボクシングの軽量級みたいに500g単位で気にする必要はないと思いますが、それを踏まえても30kgの差ってのはデカすぎです。80kg台の選手にあっての体重差30kgってのはもはやマトモな試合が出来る限界を超えてるはずです。にも関わらず「超えてない」ってとこがこの競技の未成熟さの証明です。

だいたい、この大晦日にもよおされた格闘技、特に「立ち技最強」とか言ってる方、こちらの「格闘技としてのレベル」は、あまりにも低いように思います。
「攻め込まれた時に、まっすぐ下がらない」とか、「パンチはナックル部分をまっすぐ当てなければ効かない」とか、「顔はキチンと相手に向ける」とか、そういうことはもう基本中の基本で、ボクシングですと6回戦の選手でもある程度キチンと履行してます。にも関わらず、大晦日の興行のみならずどの試合を観ても、この興行ではこういうことさえ出来てない選手があまりにも多いです。
一時負けが込んでた時期のP・アーツ、M・ベルナルドのKOされる試合全て、B・サップに(事実上)E・ホーストが負けた試合、皆「攻め込んでくる相手に対してまっすぐ下がって負けた」試合です。

そういう選手がメイン扱いで、ドームクラスの会場一杯の観客の前で戦ってたりする。皆さん、それなりに盛り上がったりしてる。
あの競技を観て楽しむ精神、盛り上がれる神経というのは、街中でヨッパライがケッカしてるのをヤジウマして楽しむ神経と同等です。
いや、これが悪いと言ってるわけではありません。肉弾相打ち戦う姿を観て興奮し楽しむというのは間違いなく人間の本能であって、それを否定するというのはあまりにも奇麗事に過ぎます。ですが、「プロ格闘技」というものはそれだけで終わってしまうのでなく、それに加えて、プロであるがゆえのプラスアルファの楽しみ、面白みを与えられるものでなければいけない、と思うのです。


その2。
TV各局の、特に実況、あれはいくらなんでもヒドいんじゃない?と。
その1で書いたように、番組の主要要素=試合そのものが高いレベルのものでないので、実況その他の演出でカバーしなければならない、という事情もやはりよくわかりますし、そういう適切な演出が施されての、上質なエンターテイメントとしての成立があっても良いとは思います。
しかしながら、この大晦日の2局のそれはヒドい。そういう次元のものではありませんでした。
TV局のアナウンサーという職にある人たちは、もはや「いかにしてオベッカを使うか」という教育しか受けてないんじゃないか、と思えます。
この大晦日の実況は、もはや盛り上げるための一助でなく、単なるタイコモチの所業でしかなかったです。それも極めて無芸なタイコモチ。
(それでいて実際にこういったアナウンサーという職にある人に会うと、奇妙で滑稽にさえ思えるほど、むやみやたらに特権階級意識みたいなものが感じられます。なんでこの人たちはこんなに「オレ・ワタシは特権階級なんだぞ!」オーラだしまくりなんだろうか???と。)


まだ格闘競技として成熟しきって無く、各選手も当然ながらそのレベルの中にあり、にも関わらず人気だけが無闇に高まってしまってるこの現状。
これはもはや、いつ客が飽きるか、という・・・ただ競技消滅を待つばかりの状況、といえそうです。

投稿者 kome3 : 16:31 | コメント (2)